公開 / 更新
志望動機の「理念に共感」を具体化する|経験と希望職種のつなげ方
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
「貴社の理念に共感しました」。本当にそう思っていても、その後の文章が続かないことがあります。
理念への共感を消す必要はありません。どの経験から共感したのか、その会社のどの仕事に関わりたいのかを添えると、自分の志望理由になります。理念を言い換えたり、商品名を増やしたりするだけでは、このつながりは埋まりません。
理念・企業の仕事・自分の経験を別々に整理する
書き始める前に、企業について確認したことと、自分について説明できることを分けてメモします。
企業については、採用ページの職種説明や事業紹介を読み、誰にどんなサービスを届ける仕事なのかを確認します。理念の言葉だけでなく、希望する職種の担当業務を一つ挙げられるところまで調べてください。
自分については、その仕事に関心を持つ理由になった経験を探します。大きな成功談でなくても構いません。相手の困りごとを聞いて考えた経験、分かりにくいものを整理した経験など、実際に行ったことからつなげます。
企業研究のメモには、参照したページ名と確認日を残しておくと、後で内容を確かめやすくなります。募集されていない仕事や、担当範囲の違う職種を前提にしていないかも確認しましょう。
他社との違いがまだ見えない場合は、3社比較シートと記入例で、顧客・製品・希望職種を同じ項目で調べられます。事務系の仕事を希望する場合は、確認・締切管理の経験をメーカー事務職につなげる例も読めます。
架空の例:同じ材料から志望動機を書き直す
以下の学生と企業は、説明のための架空の設定です。実在企業の方針や募集内容ではありません。
使う材料は次のとおりです。
- 学生はゼミの共同調査で、自分の担当分のデータ整理を行いました。
- 受け取ったデータの項目名や単位が分かりにくく、確認が必要でした。
- 学生は項目の意味と単位を一覧にし、関係するメンバーに確認しました。
- 引き継いだメンバーから、一覧を見て単位を確認できたと言われました。
- 学生はこの経験をきっかけに、使う人が迷わないよう情報を整理する仕事に関心を持ちました。
- 架空のA社は「現場で使い続けられる仕組みを届ける」という理念を掲げています。
- A社の採用ページには、業務ソフトの導入支援職が顧客の業務手順を聞き、初期設定や利用開始の案内を担当すると記載されています。
- 学生は、導入支援職として業務と製品への理解を深め、顧客が迷う点を整理して案内できるようになりたいと考えています。
最後の項目は、達成済みの実績ではなく、本人が持っている将来の希望です。この違いを残したまま文章にします。
修正前
私は貴社の「現場で使い続けられる仕組みを届ける」という理念に共感し、志望しています。ゼミで培った情報を整理する力を生かし、導入支援職として成長しながら顧客に貢献したいと考えています。
共感、経験、希望職種は入っています。ただし、なぜその理念なのか、顧客への貢献とは何をすることなのかが読み取れません。
修正後
顧客が業務ソフトを使い始める際の迷いを減らす支援に携わりたいと考え、貴社の導入支援職を志望します。ゼミの共同調査では、担当データの項目名と単位を一覧にし、関係するメンバーに確認しました。引き継いだメンバーから一覧で単位を確認できたと聞き、使う人に合わせて情報を整理する仕事に関心を持ちました。貴社の、顧客の業務手順を聞いて初期設定や利用開始を支援する仕事に、その関心との接点を感じています。入社後は業務と製品への理解を深め、顧客が迷う点を整理して案内できるようになりたいと考えています。
修正後は、理念の文言を繰り返す代わりに、それと関係する業務を書きました。「情報を整理する力」も、項目名と単位の一覧を作った行動に戻しています。
この学生が顧客対応を経験した、業務ソフトを使いこなせる、顧客の売上を増やせる、といった話は加えていません。過去の経験から関心を説明し、未経験の仕事で身につけたいことは希望として書いています。
「他社でも言える」は、企業名の差し替えでは解決しない
複数の企業が、似た理念や仕事を持つことはあります。「この世でその会社だけの理由」を無理に作るより、確認できた特徴のうち、どこに関心を持ったのかを説明してください。
たとえば、同じ導入支援でも、対象となる顧客、扱う製品、担当する工程が違えば、自分の関心とのつながりも変わります。別の企業へ応募するときは、その部分を調べ直します。社名と商品名だけを交換しても、希望する仕事と募集内容が合っているとは限りません。
また、「理念に共感」のきっかけが説明会なら、社員の名前を入れることより、どんな業務の話に関心を持ったかを思い出します。その話と自分の経験をつなぐ一文があると、説明会に参加したという報告から一歩進めます。
企業への貢献は、仕事の行動まで具体化する
「利益に貢献したい」と書きたくなったら、その手前で自分がどんな仕事をしたいのかを考えます。
上の例であれば、顧客の業務手順を聞く、分かりにくい点を整理する、利用開始に必要な案内をする、という行動です。そこまで説明すれば、経験を仕事へどうつなげたいのかが見えてきます。
学生時代の工夫を、そのまま仕事でも成功する証拠にはできません。顧客や扱う情報、必要な知識は異なります。「すぐに利益を増やします」と約束する代わりに、経験から大切にしたい進め方と、これから学ぶ必要のあることを区別しましょう。
「成長したい」も、削るだけではもったいない表現です。何を学び、それを誰のどんな困りごとに使いたいのかまで続けると、本人の希望と仕事の両方を説明できます。
自分の志望動機に戻って確認する質問
- 理念のどの部分に共感していますか。その理由になった経験はありますか。
- 希望職種が、誰に対して何をする仕事か説明できますか。
- 自分が過去に行ったことと、入社後にやりたいことが混ざっていませんか。
- 企業について書いた内容を、採用ページなどで確認できますか。
- 「貢献したい」を、仕事で取りたい行動に言い換えられますか。
答えられない箇所があれば、文章を飾る前にそこを調べたり、経験を思い出したりします。まず一文、「私はこの経験から、こういう仕事に関心を持った」と書いてみてください。
経験の説明が曖昧な場合は、数字がないガクチカを事実だけで具体化する方法へ。文字数に収める段階では、400字のESで残す内容と削る内容も使えます。