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浜松ホトニクスはやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる

執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)

記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。

浜松ホトニクスは、光電子増倍管(弱い光をとらえる高感度の光センサ)やイメージ機器・光源、光半導体素子、画像処理・計測装置、レーザ装置などの光関連製品を作る会社です。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。

このページでは、有価証券報告書(2025年9月期)で確かめられる数字から、浜松ホトニクスの5年間の業績と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。決算は9月で、2025年9月期は2024年10月から2025年9月までの1年間です。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。

数字で見る浜松ホトニクス

  • 売上:2025年9月期の売上高は2,120.5億円で、前の期より4.0%増えました。4年前(2021年9月期)の約1.25倍です(計算)。顧客の所在地で分けた日本以外への売上は77.4%です(計算)。売上高の10%以上を占める顧客はありません
  • 利益:営業利益(本業のもうけ)は161.6億円で49.7%減、経常利益は188.0億円で45.5%減、親会社株主に帰属する当期純利益は142.0億円で43.5%減です。当期純利益には、特別利益の負ののれん発生益16.9億円が入っています
  • 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は70.7%で、前の期の76.2%から下がりました

5年間の業績

決算期売上高経常利益当期純利益自己資本比率従業員数
2021年9月期1,690.3億円346.5億円250.5億円78.4%5,279人
2022年9月期2,088.0億円588.8億円413.0億円76.6%5,491人
2023年9月期2,214.5億円594.2億円428.3億円79.1%5,795人
2024年9月期2,039.6億円345.1億円251.5億円76.2%6,395人
2025年9月期2,120.5億円188.0億円142.0億円70.7%6,601人

グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。9月決算で、2026年9月期の有価証券報告書は提出前のため、2025年9月期が最新です。2022年9月期から「収益認識に関する会計基準」を適用していて、2021年9月期は適用前の値です。数値の出典:有価証券報告書

経常利益は2023年9月期の594.2億円から2期続けて減り、2025年9月期は188.0億円と、2年で68.4%減りました(計算)。2024年9月期に減った理由は、今回の有価証券報告書には書かれていません。会社は、2025年9月期の減益の理由を1つにまとめては書いていません。3年の計画の目標に届かなかった理由と、原価・販管費の内訳を次のように書いています。

  • 3年の計画との差:2022年11月に公表した3年の経営計画の3年目(2025年9月期)の売上高と利益の目標額には、届かなかったとしています(目標の額は書かれていません)。売上については、新型コロナウイルスを端緒とした急な先行手配の増加の反動で、半導体業界などが在庫調整の局面になり、受注が減ったことなどを挙げています。利益については、売上高の目標が未達で、設備投資による減価償却費(設備の代金を、使う年数に分けて費用にしたもの)などの固定的なコストの負担割合が相対的に高まったためとしています
  • 原価と販管費:売上総利益率(売上高に対する粗利の割合)は前の期より3.1ポイント下がって47.8%になりました。販管費(販売費及び一般管理費)は18.7%増えました。会社は、のれん償却額が24.2億円(232.4%)、賞与引当金繰入額(ボーナスの支払いに備えて費用にした額)が22.2億円(95.0%)増えたことなどを挙げています。のれんは、買収した会社の純資産を上回って払った分で、10年以内の年数で均等に費用(償却)にします。研究開発費は48.9億円(36.0%)増えて184.4億円になり、売上高の8.7%です
  • 特別損益:特別損益(経常利益には入らない項目)は19.1億円の利益でした。主なものは、負ののれん発生益16.9億円、補助金収入19.3億円と、その補助金で取得した設備の帳簿価額を減らす固定資産圧縮損(お金が出ていく損失ではありません)16.6億円などです。負ののれん発生益(買った会社の純資産より安く買えた分を利益にしたもの)は、米国のフェアチャイルド・イメージング・インク(以下フェアチャイルド社)を連結子会社にしたことで生じました

事業ごとの状況

報告セグメント(事業の区分)は電子管・光半導体・画像計測機器・レーザの4つで、ホテル事業などの「その他」を加えた5つの区分です。売上高は外部の顧客への売上、利益は営業利益の段階の数字です。

事業売上高前期比営業利益前の期
電子管(光電子増倍管、イメージ機器及び光源)719.1億円7.4%減189.5億円238.2億円
光半導体(光半導体素子)795.1億円1.7%増125.8億円178.9億円
画像計測機器(画像処理・計測装置)327.0億円0.1%減97.0億円104.2億円
レーザ(レーザ装置、レーザ装置部品)222.6億円107.7%増−43.7億円−2.0億円
その他(ホテル事業など)56.8億円22.7%増8.6億円11.3億円
調整額(全社費用など)――−215.7億円−209.4億円
合計2,120.5億円4.0%増161.6億円321.2億円

−は損失です。調整額は、セグメント間の取引の消去と、どの区分にも配分していない全社費用(主に本社の一般管理費と基礎的な研究費)です。億円は四捨五入のため、合計と0.1億円ずれる列があります。

  • 電子管:売上高は、分析装置向けの重水素ランプ(液体クロマトグラフなどに使う光源)が増えたとしています。一方、検体検査装置向けの光電子増倍管は、米国立衛生研究所(NIH)の予算削減による投資の減少で減ったとしています。リチウムイオン電池の非破壊検査装置向けのマイクロフォーカスX線源も、EV(電気自動車)市場の停滞で減ったとしています。営業利益は、マイクロフォーカスX線源の売上が減ったことなどに伴い減ったとしています
  • 光半導体:売上高は、X線CT向けのシリコンフォトダイオードと歯科用診断装置向けのフラットパネルセンサが、中国市場での価格競争や欧米の金利高などの影響もあって減ったとしています。一方、生成AIとデータセンター向けの高性能な半導体の需要に牽引され、半導体製造・検査装置向けのイメージセンサが増えたとしています。営業利益について会社は、イメージセンサの売上などは増えたものの減ったと書いていて、減った理由は書いていません
  • 画像計測機器:売上高は、生成AI向けなどの半導体への投資拡大で半導体故障解析装置が増え、遠隔病理診断に使う病理デジタルスライドスキャナも堅調だったとしています。一方、バイオ分野では予算削減などの影響でデジタルカメラの需要が減ったとしています。営業利益は、デジタルカメラの需要が減ったことなどに伴い減ったとしています
  • レーザ:売上高は、生成AI向けの好調な設備投資に伴い、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンが増えたとしています。前の期の売上高とのれん償却額には、2024年5月31日に取得したNKT社(次の節)の分が取得後の期間しか入っていません(会社はNKT社の売上の内訳を書いていません)。営業損失は、ステルスダイシングエンジンの売上は増えたものの、買収によるのれんの償却など費用も増えたことに伴うとしています。この区分ののれん償却額は31.9億円で、前の期の7.9億円から増えました

買収した会社

2024年5月に、子会社を通じて、デンマークのエヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス(NKT社)の全株式を取得しました。会社は、ファイバーレーザ(光ファイバーの中で光を強めるレーザ)で特色のあるNKT社の買収で、受光・発光の両面の技術を持つことになったとしています。この買収で生じたのれんは2025年9月末で295.4億円、2025年9月期の償却費は31.9億円です。会社は、この期にのれんの減損(資産の価値を引き下げること)の兆候はないとしたうえで、事業計画の達成が難しくなった場合には減損損失を計上する可能性があるとしています。監査法人も、NKT社ののれんの評価を、監査上の主要な検討事項(監査で特に重要と判断した事項)2件のうちの1件に挙げています。2024年9月期には、NKT社の米国子会社の製造機能をデンマークとスイスへ移したことに伴う減損損失6.5億円を特別損失に計上しています。2025年9月期の減損損失はありません。

2025年9月期には、フェアチャイルド社(光半導体素子)と株式会社浜松電産を連結子会社にしました。

会社が挙げている課題と計画

将来に関する記載は、2025年9月末時点の会社の判断です。

  • 重視する指標:売上高営業利益率と、株主資本コストを上回るROE(自己資本利益率)を掲げています。2025年9月期は、売上高営業利益率7.6%(計算)、ROE4.4%です
  • 対処すべき課題:①技術革新と競争力の維持、②地政学的リスクへの対応、③サステナビリティ活動のさらなる推進の3つです。①では、継続的な研究開発投資で技術的な優位性を維持・強化するとしています。②では、米国を中心とした相互関税措置などを挙げ、引続き多くの製品の国内生産の方針を維持しつつ、一部の製品で生産拠点の見直しの検討などを進めるとしています
  • 設備投資:2025年9月期は348.2億円で、このうち光半導体事業が188.8億円です。2026年9月までに完了予定の設備計画の予算は合計627.7億円(うち光半導体素子の工場と設備が479.2億円で、うち270.2億円は支払い済み)で、すでに304.7億円を支払い済みです。残りの323.0億円は、主として自己資金でまかなう予定としています
  • 借入れと自己株式:2025年9月末の短期借入金は535.0億円で、前の期末の252.8億円から増えました。長期借入金は、1年以内に返す分を含めて125.6億円です(計算)。2025年9月期には自己株式(自社の株式)を200.0億円で取得しました。2025年11月7日の取締役会で、上限200億円・2026年9月30日までの自己株式の取得を新たに決めています(重要な後発事象=決算日の後に起きた重要な出来事)
  • リスク:「事業等のリスク」では、各国の経済情勢、競争の激化、為替、地震、企業買収の効果、材料の調達などを挙げています。為替では、海外売上高の比率が約8割と高いとし、1円の為替変動が年間の営業利益に与える影響(円安で+、円高で−)を、米ドルで3.0億円、中国元で10.0億円と試算しています。2025年9月期の営業利益への為替の影響は+0.17億円で、利益を増やす側でした

働く人に関わる数字

連結の従業員数は、2025年9月末で6,601人と、4年前より1,322人増えました(計算)。2024年9月期に600人、2025年9月期に206人増えています(計算)。NKT社(デンマークの本体)の従業員は325人です(2025年9月末、主要な設備の状況)。NKT社のほかの子会社、フェアチャイルド社、株式会社浜松電産の従業員数と、従業員が増えた理由は書かれていません。有価証券報告書は、従業員の増加と買収の関係も書いていません。

平均年間給与から離職率までは、子会社を含まない浜松ホトニクスだけ(単体)の値です(2025年9月期)。単体の従業員は4,262人で、連結の64.6%です(計算)。

  • 平均年間給与:728.5万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)
  • 平均年齢・勤続年数:39.8歳、15.9年
  • 男性の育児休業取得率:92.1%(育児目的の休暇を含む数え方)
  • 管理職に占める女性の割合:4.4%。数値の目標は書かれていません
  • 離職率:1.1%で、入社3年間の離職率は5.0%です(いずれも2024年4月〜2025年3月の集計値)
  • 残業と休日:採用ページでは、月平均の残業時間は5.4時間(2024年実績)、年間休日は123日(2025年実績)です
  • 初任給:総合コース・職種別コースとも同じで、基本給で学部卒276,200円、修士了295,700円、博士了314,550円です(2026年度の実績で、これから入社する人の額とは限りません)。高専(本科)卒は236,510円です
  • 募集:2028年3月に卒業・修了見込みの人が対象です。総合コース(事業部研修の後に配属。過去の第1希望の事業部への配属は7割程度)と、職種別コース(採用の段階で職種を決める)があります。採用実績は、両コースの合計で2026年度83名(うち文系13名)です。勤務地は、両コースとも本社および浜松地域です(2026年5月27日改訂の募集要項、2026年10月3日に確認)

公式の募集要項

有価証券報告書では分からないこと

有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率も載っていません。説明会やインターンシップで、関心のある事業の人に直接聞いてみてください。

志望動機で「将来性」を書くときは

「光センサで高いシェアがあるから」だけでは、ほかの会社にも言える理由になります。電子管・光半導体・画像計測機器・レーザのどの製品で、医用・産業・分析・学術研究のどの分野の顧客に関わりたいかまでつなげると、浜松ホトニクスを選ぶ理由になります。

ほかの計測機器メーカーとの比較は計測・検査機器メーカー8社を比較(浜松ホトニクスはこの一覧には入っていません)、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。浜松ホトニクスの志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。

このページの数字は、2026年10月3日時点で最新の有価証券報告書(2025年9月期)から取りました。浜松ホトニクスは9月決算で、2026年9月期の有価証券報告書は提出前です。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給・採用実績・休日・残業時間などは公式の採用ページによります(2026年10月3日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。

お祈り診断

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