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不二越はやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
不二越(株式会社不二越)は、切削工具などの工具、工作機械、産業用ロボット、ベアリング(軸受)、油圧機器、特殊鋼などを作る会社です。1928年に富山市で創立されました。公式サイトでは「NACHI」の名前も使っています。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。
決算は11月で、2025年11月期は2024年12月から2025年11月までの1年間です。このページでは、2025年11月期の有価証券報告書(2026年2月24日提出)で確かめられる数字から、不二越の今の姿と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。次の有価証券報告書(2026年11月期の分)は、2027年2月ごろに出る見込みです。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見る不二越
- 売上:2025年11月期の売上高は2,359.0億円で、前の期より1.7%減りました。会社は、国内の一部の自動車メーカーで生産がゆるやかに回復したものの、中国での設備投資計画の見直しと、建設機械分野の国内の需要低迷の影響を受けたとしています
- 利益:営業利益(本業のもうけ)は97.7億円で47.3%増、経常利益は97.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は56.7%増です。営業利益と経常利益が増えた理由として、会社は、ロボットや特殊鋼などで操業度(設備がどれだけ動いたかの度合い)が悪化したものの、構造改革による固定費(売上の増減にかかわらずかかる費用)の削減や、原材料の値上がり分の販売価格への上乗せなどを挙げています
- 受注:受注高(その期に受けた注文の額)は2,371.6億円(0.6%増)、2025年11月末の時点の受注残高(注文を受けて、まだ売上になっていない分)は398.9億円(0.8%増)です
- 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は51.5%で、表の5年間、毎年上がっています。この期は、資産が34.6億円減るなかで、自己資本(純資産から子会社のほかの株主の持ち分を除いた分)が117.6億円増えたため、比率が上がりました(計算)。会社は、純資産が増えた主な中身に、為替換算調整勘定(海外子会社の資産などを円に直したときの差額)の68.7億円増などを挙げています
5年間の業績
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年11月期 | 2,291.2億円 | 144.6億円 | 99.9億円 | 40.7% | 7,205人 |
| 2022年11月期 | 2,581.0億円 | 171.0億円 | 122.4億円 | 41.7% | 7,259人 |
| 2023年11月期 | 2,654.6億円 | 110.3億円 | 64.7億円 | 43.9% | 7,204人 |
| 2024年11月期 | 2,398.9億円 | 42.4億円 | 33.5億円 | 47.4% | 6,943人 |
| 2025年11月期 | 2,359.0億円 | 83.7億円 | 52.5億円 | 51.5% | 6,532人 |
グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。2021年11月期は、収益認識に関する会計基準(売上の計上のルール)を適用する前の値です。数値の出典:有価証券報告書
経常利益は、2022年11月期の171.0億円から、2023年11月期に110.3億円、2024年11月期に42.4億円と、2年続けて減りました。2025年11月期は83.7億円に増えましたが、2022年11月期の48.9%です(計算)。2023年11月期と2024年11月期に経常利益が減った理由は、今回の有価証券報告書には書かれていません。売上高は、2023年11月期の2,654.6億円が5年間で最も多く、2025年11月期はそれより11.1%少ない値です(計算)。
2025年11月期の当期純利益は、政策保有株式(取引関係のために持つ他社の株式)を減らして得た売却益31.3億円を足し、構造改革費用31.2億円を引いた後の値です。構造改革費用は、生産の移管・集約や生産拠点の再編に伴う費用で、特別退職金(通常の退職金とは別に支払う退職金)等7.1億円も入っています。前の期の構造改革費用42.0億円には、希望退職者の募集に伴う特別退職金等5.3億円が入っていました。
連結の従業員数は、2022年11月期の7,259人から3年続けて減り、6,532人になりました(727人、10.0%減、計算)。不二越単体では、同じ期間に3,226人から2,965人です。減った理由を説明した文は、有価証券報告書にはありません。
事業ごとの状況
売上高はグループ外の顧客への売上、利益は営業利益の段階の数字です(2025年11月期)。
- 機械工具(工具・工作機械・ロボット):売上高734.1億円(5.3%減)で、全体の31.1%です(計算)。北米の工具の需要は増えたものの、中国のロボットの需要が減ったとしています。利益は42.8億円(10.3%増)で、主に工具で操業度が改善したことと、労務費などの固定費の削減を挙げています
- 部品(ベアリング・油圧機器):売上高1,472.6億円(0.6%増)で、全体の62.4%です(計算)。建設機械向けの油圧機器の需要は、国内の生産調整で減ったとしています。一方で、自動車分野では一部のメーカーの生産回復で、カーハイドロリクス(自動車向けの油圧部品)の需要が増えたとしています。利益は50.0億円(200.3%増)で、構造改革で固定費・販管費(販売や管理にかかる費用)を減らしたとしています
- その他(特殊鋼・工業炉など):売上高152.4億円(4.7%減)。国内を中心に特殊鋼の需要が減ったとしています。利益は4.8億円(55.1%減)で、操業度の悪化などを挙げています
3つの事業の利益を足すと97.6億円で、調整額(主に事業の間の取引を消した分)0.1億円を加えると全体の営業利益97.7億円になります。全社の研究開発費は54.4億円です。会社は、人の接近を検知して止まる協働ロボット(人のそばで作業するロボット)「MZS05」を開発したとしています。
売上高を顧客の所在地で分けると、日本1,159.7億円(49.2%)、アジア739.2億円(31.3%)、米州349.1億円(14.8%)、欧州111.0億円(4.7%)です(割合は計算)。アジアのうち中国は357.1億円、米州のうち米国は252.1億円です。会社は、自動車・自動車関連産業向けの売上高が約5割を占めるとしています。売上高の12.9%は岡谷鋼機向けで、会社は同社を、製品の販売先で原材料などの仕入先でもあるとしています。
会社が挙げている課題と方針
- 中核に育てる事業:会社は、ロボットを会社の中核として育て上げることを、中長期の事業の運営方針にしています。2025年11月期は、中国のロボットの需要が減ったとしています
- 海外と生産:アメリカやインドで営業拠点を広げ、世界の工場の再編や自動化・合理化で生産性を高めるとしています。利益の改善に向けて、設備や人員の「適正化」、標準ベアリングの集約生産、全部門を対象とした合理化、内製の拡大などの構造改革を進めているとしています
- 目標とする指標:長期ビジョンの実現に向けた途中の目標として、海外売上高比率60%、営業利益率10%を掲げています。いつまでに達成するかや、中期経営計画の名前・数値の目標は、この有価証券報告書には書かれていません。2025年11月期は、海外売上高比率が50.8%(計算)、売上高営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)が4.1%です。会社は、将来に関する記述は提出日時点の判断だとしています
- 事業環境とリスク:会社は、この期の環境について、米国の通商政策や、ロシア・ウクライナと中東の地政学リスクの長期化などで先行きが不透明で、中国では経済が低迷しているとしています。主な事業領域の自動車分野が、EV(電気自動車)化などで大きな変革期にあるとしています。事業等のリスクでは、自動車関連の需要やEV化の進み方が業績に大きく影響しうることや、自動車業界からの値下げの要請、新興国の製品の台頭で一部の商品の市場価格が下がっていること、レアアースなど一部の原材料の値上がりを挙げています
働く人に関わる数字
平均年間給与から研修までは、子会社を含まない不二越だけ(単体)の、2025年11月期の値です。単体の従業員は2,965人で、グループ全体(連結)の6,532人の45.4%です(計算)。
- 平均年間給与:682.9万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)
- 平均年齢・勤続年数:40.3歳、15.8年
- 男性の育児休業取得率:65.7%。法律で決められた「育児休業等の取得割合」で、育児目的の休暇を含む数え方ではありません。会社の目標は、2026年11月まで50.0%以上を続けることです
- 管理職に占める女性の割合:3.2%。女性の採用比率は13.1%(2025年4月入社)で、目標は15.0%です
- 男女の賃金の差異:男性の賃金に対する女性の賃金の割合は、全労働者で77.2%、正規雇用で82.8%です。会社は、賃金体系に男女の違いはなく、正規雇用の差は女性の管理職の比率が低いことによるとしています
- 労働災害:休業度数(延べ100万時間働くあいだに起きた、休業1日以上の労働災害の件数)は0.7で、目標は0.3です
- 研修:大卒の新入社員全員を対象に、入社後2か月間の海外語学留学を行っています(2025年11月期は42名)
- 初任給:学部卒269,200円、修士了292,200円、博士了318,000円、高専卒241,500円です。何年度の額かは採用ページに書かれておらず、これから入社する人の額とは限りません
- 募集:大学院・大学・高専の卒業予定者が対象で、技術系(研究開発・製品設計・生産技術など)と事務系(国内・海外営業、生産管理、財務など)があります。技術系は事業部別の採用が主で、事務系は基本の流れとして、入社後は富山県内の事業所・工場で勤務するとしています
- 採用の実績:採用ページの「よくあるご質問」にある過去3年間の採用実績の表で、最も新しい2024年4月入社の実績は、技術系が院卒11人・大卒26人・高専・短大・専門卒3人、事務系が大卒20人です。これからの採用予定人数は載っていません(2026年9月30日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率・離職率・残業時間は、この有価証券報告書に載っていません。構造改革で、仕事の中身や人の配置がどう変わったかも分かりません。説明会やOB・OG訪問で、配属されそうな事業部の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「ロボットや自動化の需要が伸びるから」だけでは、ほかの会社にも言える理由になります。不二越は、工具・工作機械・ロボット・ベアリング・油圧機器・特殊鋼の事業をあわせ持っています。どの事業のどんな製品に関わりたいかまで書くと、不二越を選ぶ理由になります。採用ページでは、事業をロボット・機械工具・マテリアル・機能部品の4つに分けて紹介しています。
ほかの会社との比較はベアリング・機械部品メーカー6社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。不二越の志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。
このページの数字は、2026年9月30日時点で最新の有価証券報告書(2025年11月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容、採用の実績は公式の採用ページによります(2026年9月30日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。