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日東電工はやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる

執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)

記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。

日東電工は、粘着テープなどの基盤機能材料、ディスプレイに使う光学フィルム、ハードディスク(HDD)向けの回路基板などを作る会社です。核酸医薬(DNAやRNAと同じ核酸という物質でできた薬)の受託製造(薬を開発する会社から頼まれて作ること)や、水処理などに使う高分子分離膜も手がけています。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。

このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、日東電工の今の姿と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。

数字で見る日東電工

  • 業績:2026年3月期の売上収益は10,281.7億円で、前の期より1.4%増えました。営業利益(本業のもうけ)は1,836.2億円で1.1%減、税引前利益は0.2%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,335.0億円で2.7%減です
  • 事業の割合:外部の顧客への売上収益のうち、光学フィルムなどのオプトロニクスが51.0%、テープのインダストリアルテープが35.5%です。核酸医薬などのヒューマンライフは13.3%です(計算)
  • 地域:国・地域別の売上収益の86.1%が日本以外で、中国だけで40.9%です(計算)
  • 主な販売先:前の期(2025年3月期)は、1つの顧客グループへの売上収益が1,069.0億円で、全体の10.5%でした(計算。日東電工側で計上した事業はオプトロニクスとインダストリアルテープ)。顧客の名前や業種、この期のその顧客への売上は書かれていません。2026年3月期は、収益の10%以上になる顧客グループはないとしています
  • 財務:親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率にあたるもの。資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は79.6%です

5年間の業績

決算期売上収益税引前利益当期利益親会社所有者帰属持分比率従業員数
2022年3月期8,534.5億円1,323.8億円971.3億円75.0%25,961人
2023年3月期9,290.4億円1,468.4億円1,091.7億円78.2%26,070人
2024年3月期9,151.4億円1,389.0億円1,026.8億円78.7%25,300人
2025年3月期10,138.8億円1,853.3億円1,372.4億円79.0%25,769人
2026年3月期10,281.7億円1,849.8億円1,335.0億円79.6%26,477人

グループ全体(連結)の値で、国際会計基準(IFRS)です。当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益です。数値の出典:有価証券報告書

2026年3月期の売上収益は4年前(2022年3月期)の約1.20倍、税引前利益は約1.40倍、当期利益は約1.37倍です(計算)。2024年3月期は売上収益・利益とも前の期より減りましたが、今回の有価証券報告書に減った理由は書かれていません。

2026年3月期について、会社は、主要な市場でIT機器やハイエンドスマートフォンの生産台数が想定を上回り、製品の需要が増えたとしています。売上収益が増えたのは、基盤機能材料などの売上収益が増えたことなどによるとしています。

利益について、会社は、核酸受託製造で大型疾患の案件が臨床の段階から商用化の段階に移り、「収益の改善が進みました」としています。また、米ドルに対して1.7%円高(1ドル150.2円)になり、営業利益で81億円の減益要因になったとしています。経営者による分析では、売上原価(製品をつくる費用など)が3.1%増え、売上収益に対する割合は62.0%と1.0ポイント上がりました。販売費及び一般管理費(販売や管理の費用)は3.0%増、研究開発費は2.7%増で、「以上の結果」として営業利益が1.1%減ったとしています。

当期利益は、税引前利益から税金の費用などを引いたものです。税金の費用は、税引前利益の27.8%(前の期は25.9%)でした。

グループ全体の借入金(銀行などから借りたお金)は、2026年3月末の時点で残っていません。会社は、有利子負債(利息を払う負債)は総資産に比べて僅少だとしています。

事業ごとの状況

2026年3月期の売上収益は外部の顧客への売上(会社の文章の額は事業どうしの取引を含み、増減率も少し違います)、利益は営業利益の段階の数字です。この期に事業の区分を一部変え、前の期の数字も組み替えています。会社は事業ごとの説明で、売上収益が増減した理由は書いていますが、営業利益が増減した理由は書いていません。

  • インダストリアルテープ(接合材料・保護材料・プロセス材料・自動車材料など):売上収益は3,648.3億円(4.5%増)です。ハイエンドスマートフォンの組み立て用の部材は、バッテリーを固定する電気剥離テープの採用機種が増えたことなどで需要が増えたとしています。半導体メモリなどの生産に使う工程用材料の需要も増えました。自動車材料は、中国での日系メーカーの自動車生産の減少で減収でした。営業利益は516.6億円(12.6%増)です
  • オプトロニクス(光学フィルムなどの情報機能材料、HDD向けの回路基板〔CIS〕や高精度基板などの回路材料):売上収益は5,246.0億円(2.5%減)です。情報機能材料は、ハイエンドノートパソコンやタブレット向けが増えた一方、液晶スマートフォン向けの光学フィルムからの「戦略的撤退」と、工程保護フィルムの「材料合理化による値下げ」で減収としています。回路材料は、ハイエンドスマートフォン向けの高精度基板の需要が増え、データセンター向けのHDDに使うCISも堅調だったとしています。営業利益は1,498.7億円(13.4%減)です
  • ヒューマンライフ(核酸医薬の受託製造などのライフサイエンス、高分子分離膜、衛生材料などのパーソナルケア材料):売上収益は1,372.5億円(9.3%増)です。核酸の受託製造と、その製造に使う核酸材料の需要が増えたとしています。高分子分離膜は産業用途向けが減って減収、パーソナルケア材料は増収でした。営業損失は50.4億円(前の期は117.2億円の損失)です
  • その他(新規事業):売上収益は0.1億円、営業損失は69.7億円(前の期は122.3億円の損失)です

4つの区分の損益に、どの事業にも配分しない全社の損益など(調整額、59.1億円のマイナス)を合わせると、全体の営業利益1,836.2億円になります(計算)。売上収益は、どの事業にも入らない14.9億円(調整額)を足すと全体と合います(計算)。

営業損益には減損損失(資産の価値を引き下げた損失)が入っています。前の期は123.4億円(新規事業ののれん52.0億円、パーソナルケア材料の子会社ののれん33.0億円など)、この期は47.2億円(うちパーソナルケア材料14.5億円)でした。会社は、これを事業ごとの利益の増減の理由としては書いていません。

スマートフォン・ディスプレイ向けについて会社が書いていること

  • スマートフォン:スマートフォン向けの売上の額は、有価証券報告書にはありません
  • 見通し:情報機能材料は、半導体メモリの不足がIT機器やスマートフォンの生産台数に与える影響に「注視が必要」としています。車載ディスプレイや折り畳み式スマートフォン向けのハイエンド製品に力を入れ、ディスプレイ以外の市場でも新しい事業をつくるとしています
  • リスク:ディスプレイ業界は市場の変化が早く、競合との競争が厳しいとしています。製品や技術の汎用化、市場の成熟、競合の参入などが業績に影響しうるとし、AI需要の急増で半導体が不足し価格が高騰する場合の影響も挙げています

会社が挙げている課題と計画

  • 前の中期経営計画:「Nitto for Everyone 2025」は2023〜2025年度(2024年3月期〜2026年3月期)が対象です。2025年度の営業利益は1,836億円、営業利益率(売上収益に対する営業利益の割合)は17.9%で、目標(1,700億円、17%)を達成しました。ROE(返す必要のないお金に対する当期利益の割合)は12.2%で目標の15%に届かず、次の計画で資本効率の向上に取り組むとしています
  • 新しい中期経営計画:「Nitto RISE 2028」では、「デジタルインターフェース」「グリーンテック」「ヒューマンライフ」を重点分野としています。目標は2028年度(2029年3月期)に営業利益2,200億円、営業利益率20%、ROE14%です(2030年度は営業利益2,400億円以上、ROE15%以上)。実際の業績などは、様々な要因で大きく異なる可能性があるとしています
  • テープへの投資:欧州でスマートフォンなどの「修理する権利」の義務化が進み、バッテリーの取り外しを容易にする電気剥離テープの需要が広がる見通しだとしています。事業の拡大を図るため、豊橋事業所に「過去最大規模」の390億円の投資を決めました。会社はリスクとして、テープの向け先の情報デバイス・ディスプレイや半導体・電子部品の分野は、市場の変化が早く競争が厳しいとしています
  • 核酸医薬:商用化の段階に移った大型案件で、受託製造の需要が増える見通しだとしています。お客様の臨床試験が中断・中止された場合は、業績に影響する可能性があるとしています
  • 全体のリスク:海外との貿易取引の大半は米ドルです。為替や米国の関税政策、中東の軍事衝突やホルムズ海峡の封鎖による物流の混乱、石油由来の原材料の確保などを挙げています

働く人に関わる数字

平均年間給与から男性の育児休業取得率までは、子会社を含まない日東電工だけ(単体)の、2026年3月期の値です。

  • 平均年間給与:843.7万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)。前の期より1.2%増えています
  • 平均年齢・勤続年数:41.0歳、15.5年(従業員6,813人)
  • 管理職に占める女性の割合:7.7%です(グループ全体では21.2%)
  • 男性の育児休業取得率:育児休業などの取得割合で77.8%、会社独自の育児目的の休暇も含めると93.9%です(どちらも法令で決められた数え方)
  • 初任給:学士は基本給290,000円、修士は313,000円です。博士は323,500円からで、個別に決めるとしています(2026年度の実績で、これから入社する人の額とは限りません)
  • 募集:技術系(研究開発、生産技術など)と事務系(営業、調達、経理など)で、全学部全学科が対象です。年間休日は125日で、採用予定人数は載っていません。エントリーの入口は「2028卒」です(公式の採用ページ、2026年9月30日確認)

公式の募集要項

有価証券報告書では分からないこと

有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率・離職率・残業時間も載っていません。公式の採用ページには、年次有給休暇の2025年度(2026年3月期)の平均取得日数が15.8日とあります(対象の範囲は書かれていません)。説明会やOB・OG訪問で、関心のある事業の人に直接聞いてみてください。

志望動機で「将来性」を書くときは

「スマートフォンやデータセンターの市場が伸びるから」だけでは、ほかの素材メーカーにも言える理由になります。テープ、光学フィルム、回路基板、核酸医薬など、どの事業のどの製品に関わりたいかまで書くと、日東電工を選ぶ理由になります。

ほかの会社との比較は化学メーカー8社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。日東電工の志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。

このページの数字は、2026年9月30日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容、有給休暇の平均取得日数は公式の採用ページによります(2026年9月30日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。

お祈り診断

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