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島津製作所はやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
島津製作所は、薬や食品、環境などに含まれる成分を調べる分析・計測の機器を中心に、病院で使うX線の装置、半導体の製造装置などに使うポンプ、航空機の搭載品などを作る会社です。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。
このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、島津製作所の今の姿と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見る島津製作所
- 業績:2026年3月期の売上高は5,607.3億円で、4年前(2022年3月期)の約1.31倍です(計算)。会社は、売上高が過去最高を更新したとしています
- 前の期との比較:売上高は4.0%増、営業利益(本業のもうけ)は2.8%増、経常利益は14.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益は12.5%増です。経常利益には本業以外の損益も入り、この期は為替差益(為替の変動で生じた利益)77.2億円を含みます(前の期は為替差損15.1億円)
- 受注と研究開発:受注高(その期に受けた注文の額)は5,700.2億円(2.3%増)、受注残高(注文を受けて、まだ売上になっていない分)は2,482.3億円(3.9%増)です。研究開発費は234.2億円で、前の期より28.5%増えました(計算)
- 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は、2022年3月期の68.0%から毎年上がり、76.6%になりました。会社は、グループ全体(連結)で、2026年3月末の借入金などの残高はないとしています
5年間の業績
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 4,281.8億円 | 655.8億円 | 472.9億円 | 68.0% | 13,499人 |
| 2023年3月期 | 4,822.4億円 | 708.8億円 | 520.5億円 | 68.4% | 13,898人 |
| 2024年3月期 | 5,119.0億円 | 769.0億円 | 570.4億円 | 73.1% | 14,219人 |
| 2025年3月期 | 5,390.5億円 | 720.2億円 | 537.8億円 | 74.1% | 14,481人 |
| 2026年3月期 | 5,607.3億円 | 827.5億円 | 605.0億円 | 76.6% | 14,649人 |
グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。数値の出典:有価証券報告書
売上高は表の5年間、毎年増えています。経常利益と当期純利益は2025年3月期に一度減り(6.3%減と5.7%減、計算)、2026年3月期は表の中でいちばん大きい値です。減った理由は、今回の有価証券報告書には書かれていません。なお、2025年3月期には、医用機器の一部の機種で部品などの不良があり、その改修などにかかる費用12.4億円を特別損失(リコール関連損失)にしています。
事業ごとの状況
2026年3月期の状況です。売上高は、外部の顧客への売上です。
- 計測機器(クロマト分析システムや質量分析システムなどの分析機器、材料試験機など):売上高3,649.1億円(4.9%増)で、全体の65.1%です(計算)。営業利益は525.8億円(1.0%増)。製薬・臨床検査の市場向けの質量分析システムなどが増え、中国は民間市場の停滞で減ったとしています
- 医用機器(血管撮影システムなどのX線装置):売上高737.9億円(1.7%増)。血管撮影システムは日本での導入計画の見直しなどで減り、X線TVシステム(X線で体の中を動画で映しながら検査などを行う装置)や一般撮影システムの新製品は海外を中心に増えたとしています。営業利益は48.7億円(14.3%増)で、プロダクトミックス(売れた製品の組み合わせ)が良くなったことなどを挙げています
- 産業機器(ターボ分子ポンプ・油圧ギヤポンプ・工業炉など):売上高715.2億円(1.1%減)、営業利益106.0億円(1.2%増)。ターボ分子ポンプ(装置の中を真空に近い状態にするポンプ)は、半導体製造装置向けなどで堅調だったとしています。地域別では海外は増えたものの、日本は車載用セラミックスの製造に使う工業炉が減るなどして減り、全体では減ったとしています。営業利益は、リカーリング事業(消耗品や保守サービスなど、機器を売ったあとも続く事業)が伸びて採算が良くなったことなどで増えたとしています
- 航空機器(フライトコントロールシステムなど、航空機に載せる装置):売上高433.7億円(12.2%増)。日本で、政府の防衛力強化の方針に伴い防衛分野向けが大きく増えたとしています。営業利益は82.2億円(35.5%増)で、売上高の増加や採算性の改善を挙げています。受注高は14.7%減、受注残高は6.9%増です
会社が挙げている課題と中期経営計画
- 終わった中期経営計画:2023〜2025年度(2024年3月期〜2026年3月期)の計画では、最終年度の目標を4つ掲げていました。売上高5,500億円以上、営業利益800億円以上、営業利益率14.5%以上、自己資本利益率(株主のお金を元手に、どれだけ利益を上げたかの割合)12.5%以上です。結果は、売上高5,607.3億円、営業利益737.0億円、営業利益率13.1%、自己資本利益率11.4%で、目標を上回ったのは売上高だけです
- これからの課題:会社は、ヘルスケア・グリーン(環境)・マテリアル(材料)・インダストリー(産業)の4つの領域での事業を挙げています。あわせて、リカーリングビジネスの拡大、海外事業の拡大、AIを使った経営基盤の強化も挙げています
- 新しい中期経営計画:2026〜2028年度(2027年3月期〜2029年3月期)の計画を策定したとしています。数値目標は有価証券報告書に載っていません
- 2027年3月期の予想:会社は、2026年5月12日の決算発表の時点で、売上高5,750億円(2.5%増)、営業利益760億円(3.1%増)と予想しています。経常利益は750億円(9.4%減)、当期純利益は550億円(9.1%減)の予想です。中東情勢の緊迫化に伴う原材料価格や物流費の上昇などが懸念されるとし、実際の業績は予想と異なる可能性があるとも書いています
働く人に関わる数字
平均年間給与・平均年齢・男性の育児休業の数字は、子会社を含まない島津製作所だけ(単体)の値です。
- 平均年間給与:924.1万円(賞与や残業代などを含む)。前の期より2.5%増えています
- 平均年齢・勤続年数:43.9歳、18.5年(従業員3,779人)
- 男性の育児休業取得率:75.0%(2026年3月期)
- 女性の管理職の割合:単体は5.7%(2026年3月期)で、2030年度(2031年3月期)に12%以上を目標にしています。海外を含むグループ全体は13.3%(同じく2026年3月期。2030年度の目標は15%以上)です
- 従業員エンゲージメント:2025年度(2026年3月期)の目標を65%以上としていた「従業員エンゲージメント肯定的回答率」は、島津製作所で66%、グループ会社を含めて60%でした。調査の中身は書かれていません
- 人の定着:会社は、島津製作所(単体)の人財の定着率は「比較的安定」しているとしたうえで、日本の労働市場で人の移動がさらに進めば、離職が増えるリスクがあるとしています
- 初任給:大学卒284,000円、修士了309,300円(2026年度の実績で、これから入社する人の額とは限りません)
- 募集:2027年4月に入社できる人が対象の、技術系と事務系の募集です。理系の人は全系統のうち一つに、文系の人は事務系に応募できます(公式の募集要項、2026年9月29日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率や離職率も、今回の有価証券報告書には載っていません。説明会やOB・OG訪問で、関心のある事業の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「売上が過去最高で、財務も安定しているから」だけでは、ほかの会社にも言える理由になります。島津製作所は、分析機器を中心に、医用・産業・航空の事業も持つ会社です。どの事業のどんな顧客(製薬・臨床検査・環境の分析・半導体の製造など)に関心があり、そこで何をしたいかまでつなげると、島津製作所を選ぶ理由になります。
ほかの計測・検査機器メーカーとの比較は計測・検査機器メーカー8社の企業マップ、事業の中身は島津製作所は何の会社?、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。島津製作所の志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。
このページの数字は、2026年9月29日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容は公式の採用ページによります(2026年9月29日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。