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挫折経験がないときのESの書き方|小さなつまずきから題材を探す
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
ESで「挫折経験」や「困難を乗り越えた経験」を聞かれても、大きな失敗が思い当たらない。そんなときは劇的な出来事を探すより、「思った通りにいかなかった」「目標に届かなかった」「途中でやり方を変えた」経験を振り返ってみてください。設問文が出来事の大きさを条件にしていなければ、小さなつまずきも題材の候補になります。
文章で具体的にしたいのは、つまずきの大きさより、そのとき何を考え、どう立て直したかです。話を大きくしたり、なかった出来事を作ったりする必要はありません。
設問の意図を決めつけず、設問文に答える
「挫折経験」「困難を乗り越えた経験」「失敗から学んだこと」のように、似た設問でも答える項目は少しずつ違います。設問文を「どんなつまずきか」「どう対応したか」「何を学んだか」などに分け、どの文がどの項目に答えているかを確かめましょう。
「打たれ強さを見ているはず」と意図を推測して話を作り替えると、聞かれていないことに字数を使うことがあります。意図は外から確かめにくく、応募先によっても異なると考えられます。字数などの条件も、応募先の設問や指示で確認してください。
題材は三つの問いで探す
「挫折」という言葉からいったん離れ、サークルやアルバイト、授業の課題、資格の勉強などを次の問いで振り返ります。
- 思った通りにいかなかったことはありますか。準備や予想と、実際の結果がずれた場面です。
- 目標に届かなかったことはありますか。自分で決めた目標でも、チームの目標でも構いません。
- 途中でやり方を変えたことはありますか。変える前に何が起きていたかをたどります。
候補が見つかったら、しようとしていたこと、実際に起きたこと、考えたこと、立て直しのためにしたこと、確認できた結果をメモします。複数あれば、出来事の大きさより、考えと行動を具体的に説明できるものを選びます。ただし「これまでで最大の挫折」と聞かれた場合は、自分の経験の中で最も大きかったと思うものを選びます。比べる相手は、ほかの学生ではありません。
やり方を変えても結果が変わらなかった経験も、試したこと、結果、考え直したことを分ければ説明できます。「乗り越えた経験」を求める設問なら、結果が変わらなかった後にどう対応したかまで書けるかを確かめ、書けなければほかの候補と比べてください。
話を大きくしない、なかったことを作らない
小さな題材を物足りなく感じても、「大失敗」「存続の危機」のような言葉や、事実にない出来事・数字・感情は足しません。ESの内容は面接で話題になることも考えられ、事実に沿った話ならそのまま説明できます。
深刻な事情や、人を責める話は無理に書かなくてよい
病気や家族の事情など、深く個人的な経験を書くかどうかは自分で決めてかまいません。話すのがつらい事情なら、落ち着いて説明できる経験を選びましょう。ほかの人が関わるつまずきでも、「メンバーが協力しなかった」のように相手を責める書き方は避け、自分が何をしたかを中心にします。相手の評価に字数を使うほど、自分の行動を書く分が減るためです。責めずに説明するのが難しい経験なら、別の題材を選ぶ方法もあります。
架空の教材:新入生歓迎イベントに人が集まらなかった経験
以下は書き方を説明するための架空の教材です。実在する学生のESや合格実績ではありません。設問は「これまでに経験した挫折と、それをどう乗り越えたか、そこから学んだことを400字以内で書いてください」とします。
修正前後で使う元の事実
- 写真サークルで、毎週開く新入生歓迎イベントを同学年の3人で担当した。
- 初回はキャンパス内を歩いて写真を撮る企画を準備し、前日にSNSで告知した。
- 10人ほどの参加を見込んでいたが、来た新入生は3人だった。
- 準備したのに人が集まらず、落ち込んだ。
- 企画の中身を変える前に、新入生が何に迷ったのかを知りたいと考え、参加者に話を聞いた。
- 3人のうち2人が「カメラを持っていないので、参加してよいか迷った」と答えた。
- 同じ理由で来なかった人もいるのではないかと考え、ほかの担当2人に告知文の変更を提案した。
- 3人で相談し、翌週は告知文に「スマートフォンで参加できる」と書き足し、告知も3日前に早めた。書き足しは自分が担当した。
- 翌週の参加者は8人だった。授業が始まって新入生の予定が変わった可能性もあったため、来た理由を参加者に聞くと、5人が「スマートフォンで参加できると分かったから」と答えた。
- その後の告知にも、参加の条件を書くことを3人で決めた。
- 迷う理由を聞き、変えた後に確かめる大切さを学んだと考えている。
このメモにない成果や感情は加えません。例文の字数は、句読点とかぎ括弧を含み、引用記号と改行を除いて数えています。応募時の字数は、実際の入力欄で確認してください。
修正前:214字
私の挫折経験は、サークルの新入生歓迎イベントで大失敗したことです。新歓担当として企画を準備しましたが、当日は新入生がほとんど集まらず、サークル存続の危機を感じました。私は悔しさをバネにすぐ原因を分析し、告知の方法を改善しました。その結果、翌週のイベントでは参加者を倍増させることに成功しました。この経験から、困難があっても諦めずに挑戦し続けることの大切さを学びました。今後も、壁にぶつかったときこそ前向きに行動していきたいです。
設問の三つの項目には触れていますが、「大失敗」「存続の危機」「悔しさをバネに」「倍増させることに成功」は元の事実にありません。何を分析し、なぜ告知を変えたのかも抜けています。
修正後:396字
写真サークルで新入生歓迎イベントを担当し、参加者が見込みに届かなかったことが私の挫折です。同学年の3人で、キャンパス内を歩いて写真を撮る企画を準備し、前日にSNSで告知しましたが、10人ほどの見込みに対し、来た新入生は3人でした。落ち込みましたが、企画の中身を変える前に、新入生が何に迷ったのかを知りたいと考え、参加者に話を聞きました。2人が「カメラを持っていないので、参加してよいか迷った」と答え、同じ理由で来なかった人もいるのではないかと考えました。そこでほかの担当2人に告知文の変更を提案し、3人で相談して、翌週は告知文に「スマートフォンで参加できる」と書き足し、告知も3日前に早めました。書き足しは私が担当しました。翌週は8人が参加し、来た理由を聞くと5人が「スマートフォンで参加できると分かったから」と答えました。この経験から、迷う理由を聞き、変えた後に確かめる大切さを学びました。
冒頭の二文で挫折の内容に、続く部分で乗り越え方に、最後の一文で学びに答えています。修正前より長くなったのは、元の事実から考えと行動を戻したためです。
何をどう変えたか
1. 大きな言葉を、見込みと実際の人数にした
「大失敗」「存続の危機」を削り、「10人ほどの見込みに対し、来た新入生は3人」と書きました。元の事実にあるのは人数の差で、サークルの存続が危うくなる状況は含まれていません。人数を示せば、つまずきの大きさは読み手が判断できます。感情は「悔しさをバネに」を、事実にある「落ち込んだ」に置き換えました。
2. 「原因を分析」を、確かめた手順と考えに戻した
参加者に話を聞いたこと、2人の答え、「同じ理由で来なかった人もいるのではないか」という考えを、提案の前に置きました。なぜ企画ではなく告知文を変えたのかが分かります。提案と書き足しは自分、決定は3人と、担当も分けています。チームで決めたことを、自分一人の判断に見せないためです。
3. 結果は、確かめてから書いた
3人から8人は、数字の上では2倍を超えます。ただ、授業が始まって予定が変わった可能性もあり、人数が増えただけでは告知の効果かどうか分かりません。そこで来た理由を参加者に聞き、5人が「スマートフォンで参加できると分かったから」と答えたことを書きました。「倍増させた」と言い切るより、何が効いたかを確かめた事実のほうが、読み手は行動の意味を判断できます。
「確かめていません」と書くと、確かめる行動をしなかったと読まれます。書く前に、参加者に聞く、数を数えるなど、確かめられることがないかを考えてください。字数に余裕があれば、確かめた結果を次にどう生かしたか(この例ではその後の告知にも参加の条件を書くことにした)まで書くと、変えて終わりではなかったことも伝わります。
4. 学びを事実に合わせ、聞かれていない決意を削った
「諦めずに挑戦し続ける」は、この経験でしたことと結びついていないため、元の事実にある学びに替えました。「前向きに行動していきたい」は、この設問では聞かれていないため削っています。今後の活かし方を求める設問なら、学びに続けて書きます。
提出前に本人が答える質問
- 設問文の各項目に、どの文で答えていますか。
- 実際の出来事より大きく聞こえる言葉を使っていませんか。
- 立て直しのためにしたことと、その前に考えたことの両方がありますか。
- 自分がしたことと、ほかの人と決めたことを分けていますか。
- 結果を、どう確かめたかまで書いていますか。
- 結果を、自分の行動だけによるものと言い切っていませんか。
- 誰かを責める書き方や、書きたくない事情が入っていませんか。
- 面接で詳しく聞かれても、当時の事実に沿って説明できますか。
挫折経験は、思い通りにいかなかった場面を一つ選び、考えたことと行動を起きた順に並べるところから書けます。自分の担当が見えにくいときはチームでの経験から自分の役割を整理する方法を、字数を超えたときはESが400字に収まらないときの整理方法を参考にしてください。