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キーエンスはやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
キーエンスは、工場の自動化(ファクトリー・オートメーション)に使うセンサや測定器、画像システム機器などを開発し、自社の営業が企業に直接売る会社です。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。
このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、キーエンスの今の姿と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見るキーエンス
- 業績:2026年3月期の売上高は11,692.9億円で、4年前(2022年3月期。今の売上の計上のルールを適用する前の年)の約1.55倍です(計算)
- 前の期との比較:売上高は10.4%増、営業利益(本業のもうけ)は8.4%増、経常利益は13.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益は11.7%増です
- 増えた理由:会社は、為替の変動や、製造業をはじめとする企業の研究開発投資・生産設備投資の動向などの影響で、売上高が増えたとしています。営業利益は売上高の増加など、経常利益は受取利息の増加などを理由に挙げています
- 利益の割合:営業利益は5,957.6億円で、売上高の51.0%です(計算)。売上高から売上原価を引いた売上総利益は、売上高の83.0%です(計算)
- 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は94.6%です。借入金や社債はありません
5年間の業績
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 7,551.7億円 | 4,312.4億円 | 3,033.6億円 | 93.5% | 8,961人 |
| 2023年3月期 | 9,224.2億円 | 5,128.3億円 | 3,629.6億円 | 94.0% | 10,580人 |
| 2024年3月期 | 9,672.9億円 | 5,193.0億円 | 3,696.4億円 | 94.7% | 12,286人 |
| 2025年3月期 | 10,591.5億円 | 5,610.1億円 | 3,986.6億円 | 94.5% | 12,261人 |
| 2026年3月期 | 11,692.9億円 | 6,357.6億円 | 4,451.9億円 | 94.6% | 12,784人 |
グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。決算日は3月20日です。2026年3月期は、2025年3月21日から2026年3月20日までの1年間です。数値の出典:有価証券報告書
売上高・経常利益・当期純利益は、表の5年間、毎年増えています。自己資本比率は93.5〜94.7%で推移し、連結の従業員数は4年前の約1.43倍です(計算)。2022年3月期は、収益認識に関する会計基準(売上の計上のルール)を適用する前の値です。
売上の中身
事業の区分(セグメント)は電子応用機器の製造・販売の1つだけで、製品ごとの売上は載っていません。売上高の10%以上を占める相手先もありません。
売上高を、売った会社(キーエンスと子会社)がある国・地域で分けると、次のとおりです(2026年3月期)。
- 日本:3,900.7億円(4.6%増)
- 米国:2,257.5億円(14.3%増、計算)
- 中国:1,865.5億円(18.2%増、計算)
- その他の国・地域:3,669.2億円(10.9%増、計算)
海外の合計は7,792.2億円(13.5%増)で、売上高の66.6%です(計算)。前の期は64.8%でした(計算)。会社は、海外の景気について、北中南米とアジアは全体として堅調で、欧州は慎重さが残るなか、一部で持ち直しの動きもみられたとしています。
直販とファブレスの仕組み
- 直販:代理店を通さず、自社の営業が顧客に直接売る形です。会社は「当社の強みであるグローバル直販体制」と書いています
- ファブレス:工場(ファブ)を持たず、生産を外部に任せる形を指す言葉です。会社は「ファブレス体制」のもとでも、品質管理の部門が生産を行う協力工場と連携するなど、生産に深く関わるとしています。子会社のキーエンスエンジニアリングも商品を製造しています
- 即納:注文を受けてすぐに納める即納体制のため、受注はほぼ売上高と同じで、受注残高(注文を受けて、まだ売上になっていない分)に重要性はないとしています
会社が挙げている課題
会社は、経営の考え方として「会社を永続させる」「最小の資本と人で最大の付加価値を上げる」を挙げています。市場では中長期的に自動化・品質の向上・研究開発投資などの需要の拡大が期待されるとし、成長を続けるには、人材の育成に加えて次の2つが欠かせないとしています。
- 企画開発力の強化:付加価値の源泉は商品だとし、直販の体制を生かして、開発と営業の部門が連携した企画開発力を強めるとしています。「世界初」「業界初」の商品を生み出し続けることを目指すとしています。新しい付加価値をつくることも課題の一つとし、M&A(企業の買収など)を含めたあらゆる可能性を追求するとしています
- 海外事業の拡大:海外の市場の大きさに比べて商品の浸透度はまだ小さく、大きな成長余地があるとしています。国内と同じく直販の体制を進めることが重要だとし、現地の組織と人材を育てて販売力を強めるとしています
この期は、製造現場向けの3Dプリンタなどの新商品を開発し、海外での人材育成の強化を図ったとしています。研究開発費は328.4億円で、前の期より13.8%増えました(計算)。
有価証券報告書に、売上や利益の数値目標はありません。会社は、各国の経済の動きなどの影響を受ける可能性があるため、合理的な業績予想や目標を出すのは難しいとしています。そのうえで、売上高・売上総利益・営業利益の最大化を目指すとしています。
働く人に関わる数字
平均年間給与から男性の育児休業取得率までは、子会社を含まないキーエンスだけ(単体)の値です(2026年3月期)。単体の従業員3,306人は、グループ全体(連結)の12,784人の25.9%です(計算)。
- 平均年間給与:2,178.3万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)
- 平均年齢・勤続年数:35.0歳、11.3年
- 男性の育児休業取得率:84.7%(育児を目的とした休暇を含む)
- エンゲージメント:エンゲージメントサーベイ(社員への調査)で肯定的に答えた割合を70%以上にする目標を置き、達成しているとしています(単体)。実際の割合は載っていません
- 給与の決め方:有価証券報告書によると、役員の報酬の基準にしている従業員(組織責任者)の年収は営業利益の額に連動し、そのうち業績に連動する部分は概ね60〜75%です。採用サイトによると、賞与は年4回で、四半期ごとに会社全体の営業利益の一定割合が給与と賞与に加わります
- 退職金:前払退職金制度と確定拠出年金(会社が出したお金を本人が運用する年金)制度です。採用サイトは、前払退職金は公表している平均年収に含まれないとしています
- 離職率:有価証券報告書には載っていません。採用サイトのよくある質問には、ここ5年間は5%前後とあります(対象の範囲などは書かれていません)
- 初任給:月給で学部卒280,000円、修士了(博士了を含む)300,000円です。大阪勤務・独身の場合の額で、地域住宅補助3万円を含みます(何年度の額かは書かれていません)
- 休み:年間休日は129日(2026年度)で、GW・夏季・冬季に9連休前後の休みがあります
- 募集:2027年4月〜2028年3月に四年制大学を卒業、または大学院を修了する見込みの人が対象です。ビジネス職・エンジニア職(理系のみ)・S職(事務職)・クリエイティブ職を募集しています。役員・社員と三親等以内の人は応募できません(公式の募集要項、2026年9月30日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率や残業の時間も載っていません。業績賞与で、一人ひとりの年収が年によってどれだけ変わるかも分かりません。
採用サイトによると、人事部を通じたOB・OG訪問の受け付けはしておらず、大学のOB・OG名簿や先輩などを通じて直接連絡をとってかまわないとしています。説明会やOB・OG訪問で、希望する職種の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「業績が伸びていて、給与も高いから」だけでは、志望動機として弱くなります。会社が課題に挙げる企画開発力の強化と海外事業の拡大のどちらに関心があり、自分の経験をどう生かしたいかまでつなげると、キーエンスを選ぶ理由になります。
事業の中身はキーエンスは何の会社?、ほかの計測・検査機器メーカーとの比較は計測・検査機器メーカー8社の企業マップ、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。キーエンスの志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。
このページの数字は、2026年9月30日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容、業績賞与・退職金・離職率の説明は公式の採用サイトによります(2026年9月30日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。