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日本特殊陶業の将来性は?エンジン部品の会社の業績と長期の計画を有価証券報告書で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
日本特殊陶業は、エンジンで燃料に火をつけるスパークプラグや、排ガスを測るセンサなど、自動車向けの部品を主に作る会社です。セラミックスの技術を使って、半導体の製造装置の部品なども作っています。英文の社名は、2023年4月にNGK SPARK PLUGからNiterraに変わりました。
エンジンの部品が中心の会社なので、電気自動車が増えたときにどうなるのかが、将来性を考えるときの大きな論点になります。このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字と、会社が掲げている長期の計画を見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見る日本特殊陶業
- 業績:2026年3月期の売上収益は7,312.1億円で、4年前(2022年3月期)の約1.49倍です(計算)。親会社の所有者に帰属する当期利益は、4年前の約1.88倍です(計算)
- 前の期との比較:売上収益は12.0%増、営業利益は6.6%増、当期利益は21.9%増です。売上収益に対する営業利益の割合は18.9%で、前の期より1.0ポイント下がりました
- 事業の割合:売上収益の80.3%が、スパークプラグやセンサなどの自動車関連です(計算)
- 財務:親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率にあたるもの。資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は62.8%で、前の期の68.1%から下がりました。資産の面では子会社の取得でのれんや設備などが増え、負債の面では社債や借入金が増えたと、会社は説明しています
5年間の業績
| 決算期 | 売上収益 | 税引前利益 | 当期利益 | 親会社所有者帰属持分比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 4,917.3億円 | 836.4億円 | 602.0億円 | 62.5% | 16,145人 |
| 2023年3月期 | 5,625.6億円 | 933.8億円 | 662.9億円 | 62.4% | 16,247人 |
| 2024年3月期 | 6,144.9億円 | 1,171.8億円 | 826.5億円 | 65.4% | 15,980人 |
| 2025年3月期 | 6,529.9億円 | 1,333.1億円 | 926.3億円 | 68.1% | 15,644人 |
| 2026年3月期 | 7,312.1億円 | 1,654.8億円 | 1,128.9億円 | 62.8% | 15,698人 |
グループ全体(連結)の値で、国際会計基準(IFRS)です。税引前利益は、税金を引く前の利益です。当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益です。数値の出典:有価証券報告書
電気自動車が増えることについて、会社は何と書いているか
- 今の状況:主な事業基盤である自動車業界で、エンジンを積んだ車の生産は前の年より若干減ったと書いています。中国では電気自動車の生産の増加が続き、エンジン車の生産は引き続き軟調だとしています
- 自動車関連の売上:それでも自動車関連の売上収益は5,875.1億円で、前の期より8.2%増えました(営業利益は0.8%増)。新車に組み付ける製品は米国・欧州・中国・日本などグローバル全体で伸び、補修用の製品も堅調だったとしています
- 会社の見通し:会社は、ハイブリッド車や電気自動車などの電動車(原文は「xEV」)を含めて車の動力の仕組みが多様になることで、エンジン関連の製品は、新車向け・補修用ともに堅調な需要が続く見通しだとしています
- デンソーからの事業の譲り受け:2025年9月に、エンジン関連の製品を供給し続ける責任を果たすためとして、デンソーのスパークプラグ事業と排気センサ事業を譲り受ける契約を結びました。国内外の競争法の当局などの許可を得る手続きを進めているとしています
- 長期の計画:「長期経営計画2030」では、自動車関連事業で得た収益をもとに、セラミックスの技術と相性のよい隣の分野に資源を集中し、「モビリティ」「半導体」「環境・エネルギー」に力を入れるとしています。その最終段階にあたる「中期経営計画2030」(2025〜2029年度=2026年3月期〜2030年3月期)では、新しい事業をつくることに加えて、強みであるエンジン関連の事業もさらに強くするとしています
- リスク:電動化が会社の想定を超えて進み、エンジン車が減った場合には、経営成績に影響することがあるとしています。補修用のスパークプラグは、先進国で長く使えるプラグが選ばれる傾向があり、販売量が伸び続けない可能性があるとも書いています
エンジン以外の事業と買収
2025年6月に東芝マテリアル(現・株式会社Niterra Materials)の株式を取得し、完全子会社にしました。会社は、電気自動車などのモーターの軸受けに使う「窒化ケイ素セラミックボール」や、パワー半導体(電気の変換や制御に使う半導体)に使う「窒化ケイ素放熱基板」について、世界的な電気自動車への移行の遅れで、短期的な需要は低迷しているとしています。一方で、中長期的には需要が高まる見通しだとし、窒化ケイ素の製品を持つこの会社の株式を取得したと書いています。設備や買収に使ったお金(投資活動による支出)が2026年3月期に大きく増えたのは、主にこの子会社株式の取得によるものだとしています。
自動車関連以外のコンポーネント・ソリューションの売上収益(外部の顧客への売上)は1,299.4億円で、前の期より27.0%増え、全体の17.8%です(計算)。会社は、半導体製造装置向けの製品(SPE事業)の販売が堅調だったことに加え、子会社にしたNiterra Materialsの分が加わったことを理由に挙げています。
一方、この事業は45.8億円の営業損失(前の期は62.9億円の損失)です。会社は、買収に伴って資産を評価し直したことで増えた償却費や、医療用の酸素濃縮装置を手がける子会社(CAIRE社)の事業の減損損失を挙げています。営業利益の大部分は、自動車関連(1,353.0億円)が稼いでいます。
働く人に関わる数字
平均年間給与・平均年齢・育児休業の数字は、子会社を含まない日本特殊陶業だけ(単体)の値です。
- 平均年間給与:992.9万円(賞与や残業代などを含む)。前の期より0.55%増えています
- 平均年齢・勤続年数:43.5歳、19.4年(従業員3,208人)
- 男性の育児休業取得率:82.56%
- 初任給:学部卒の総合職で月給320,000円(2026年度の新入社員の実績で、これから入社する人の額とは限りません)
- 募集:技術系総合職・事務系総合職と、入社時に職種が決まるコース別総合職(情報技術(IT)職・研究職)です(募集要項に2027年度卒の実績として掲載)。2027年春入社のエントリーは終了し、2028年春入社のエントリーの入口が載っています(公式の採用ページ、2026年9月29日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。新しい分野の事業で、どれだけの人が働くことになるのかも分かりません。説明会やOB・OG訪問で、関心のある事業の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「電気自動車の時代でも生き残れそうだから」だけでは、志望動機として弱くなります。スパークプラグやセンサで稼いだ収益を、どの新しい分野に振り向けようとしているのかを調べ、自分がどの事業にどう関わりたいかまでつなげると、日本特殊陶業を選ぶ理由になります。
ほかの自動車部品メーカーとの比較は自動車部品メーカー8社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。書いた志望動機は、お祈り診断で根拠が足りない所がないか確かめられます。
このページの数字は、2026年9月29日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容は公式の採用ページによります(2026年9月29日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。