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ソシオネクストの将来性は?利益が減った理由と商談の残高を有価証券報告書で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
ソシオネクストは、自社の工場を持たずに、顧客ごとに専用のSoC(システムの機能を1つにまとめた半導体)を設計・開発する会社です。富士通とパナソニックの半導体(SoC)の事業を統合して、2015年に事業を始めました。
このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、ソシオネクストの今の姿と、会社自身が示している見通しの手がかりを見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見るソシオネクスト
- 売上:2026年3月期の売上高は2,008.3億円で、前の期より6.5%増えました
- 利益:営業利益は123.5億円で、前の期より50.6%減りました。親会社株主に帰属する当期純利益は55.4%減です。売上から売上原価を引いたもうけ(売上総利益)は13.6%減っていて、会社はその理由に、もうけの割合が比較的低い新製品の量産が始まり、製品の原価率(売上に占める原価の割合)が上がったことを挙げています
- 開発への投資:研究開発費は585.1億円で、前の期より2.2%減りました。会社は、先行開発への投資を高い水準で続けていて、ほぼ前の期並みだとしています。売上高の29.1%にあたります(計算)
- これからの売上の手がかり:獲得した商談から見込む売上のうち、まだ売上になっていない分の見積もり(商談獲得残高)は、2026年3月末時点で約1兆5,100億円です(会社が決めた1ドル120円で換算)。ただし会社は、この金額は会社の予測にもとづくもので、実際の売上と大きく異なる可能性があるとも書いています。1年間に獲得した商談の金額は約3,100億円で、前の期(約3,600億円)を下回りました
- 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は79.38%です
5年間の業績
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 1,170.1億円 | 90.5億円 | 74.8億円 | 75.66% | 2,569人 |
| 2023年3月期 | 1,927.7億円 | 234.4億円 | 197.6億円 | 56.64% | 2,526人 |
| 2024年3月期 | 2,212.5億円 | 371.2億円 | 261.3億円 | 70.12% | 2,534人 |
| 2025年3月期 | 1,885.4億円 | 251.2億円 | 196.0億円 | 80.47% | 2,490人 |
| 2026年3月期 | 2,008.3億円 | 117.6億円 | 87.3億円 | 79.38% | 2,469人 |
グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。数値の出典:有価証券報告書
売上高と利益は2024年3月期がいちばん大きく、その後は利益が減っています。
売上の中身
- 製品売上:1,617.9億円(10.4%増)。中国の通信機器向けの需要は減っていましたが、2025年7〜9月(第2四半期)以降、中国の車載向けの新しい量産品や、一部の産業向けの販売が増えたとしています
- NRE売上(量産前の開発段階で顧客から受け取る売上):383.3億円(6.6%減)
- 主な顧客:売上高の1割以上を占める相手先は、販売特約店(販売を担う会社)の加賀FEI(21.8%)、Zhaoqing Xiaopeng New Energy Investment(18.5%)、CRS TECHNOLOGY(12.1%)です
- 送り先の地域:送り先が中国の売上は40.2%で、前の期の30.0%から上がりました(計算)
「商談獲得残高」とは
専用のSoCは、商談を取ってから設計・開発し、顧客の評価を経て製品の売上になるまで、通常2年以上かかります。そのため会社は、早い段階から将来の売上の見通しをつかむために、次の2つを重要な指標にしています。ただし、その間に案件が中止されたり、仕様が変わって製品の単価が変わったりすることがあるため、商談獲得金額が将来の売上を確実に保証するわけではないとも書いています。
- 商談獲得金額:その年に獲得した商談について、開発から量産までの販売期間全体で見込む顧客の需要を、会社が予測した金額です。商談を獲得した時点で単価は決まりますが、販売数量は決まりません
- 商談獲得残高:続いている案件の商談獲得金額を積み上げ、すでに計上した売上を差し引いた金額です。案件の中止や、単価・販売数量の見込みの変化も反映するため、時点によって大きく変わることがあります
会社は、この残高で2028年3月期までの売上の推移をある程度見通せるとする一方、2028年3月期以降も成長し続けるには、さらに商談を獲得していく必要があると書いています。また、商談獲得金額と商談獲得残高は将来の業績を示すものではなく、実際の売上と大きく異なる可能性があるともしています。
働く人に関わる数字
平均年間給与から新卒の採用人数までの数字は、子会社を含まないソシオネクストだけ(単体)の値です。
- 平均年間給与:959.0万円(賞与や残業代などを含む)。前の期より3.6%増えています
- 平均年齢・勤続年数:50.6歳、9.6年(従業員2,111人)。会社が事業を始めたのは2015年です
- 自己都合で辞めた正社員の割合:2.8%(2026年3月期)で、2024年3月期の1.9%、2025年3月期の2.4%から上がっています。会社が掲げる目標は2.5%未満です
- 年間の総実労働時間:2,001時間(2026年3月期)。会社は2,000時間未満を目標にしています
- 有給休暇の取得率:80.3%(2026年3月期)
- 新卒の採用人数:35人(2026年3月期)
- 初任給:大学卒303,000円(2026年度の実績で、これから入社する人の額とは限りません)
- 募集:職種別採用です。2027年卒の募集は終わっていて、2028年卒の最新情報はマイナビ2028に載せると案内しています(公式の新卒採用ページ、2026年9月29日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、職場の雰囲気、利益が減った年に仕事がどう変わったかは分かりません。説明会やOB・OG訪問で、希望する職種の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「半導体は伸びるから」だけでは、ほかの会社にも言える理由になります。ソシオネクストは、顧客ごとに専用の半導体を設計する会社です。どんな分野(車載・データセンター・産業など)の顧客と、どの工程の仕事をしたいかまで具体的にすると、ソシオネクストを選ぶ理由になります。
ほかの半導体メーカーとの比較は半導体メーカー6社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。書いた志望動機は、お祈り診断で根拠が足りない所がないか確かめられます。
このページの数字は、2026年9月29日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容は公式の採用ページによります(2026年9月29日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。