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SUMCOはやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる

執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)

記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。

SUMCO(株式会社SUMCO)は、半導体の基板の材料になるシリコンウェーハを作るメーカーです。シリコンウェーハは、シリコンの単結晶を円板状に薄く切り、表面を鏡のように磨いたものです。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。

決算は12月で、2025年12月期は2025年1月から12月までの1年間です。このページでは、有価証券報告書(2025年12月期)の数字と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。2025年12月期は、経常損益と最終損益(親会社株主に帰属する当期純損益)が赤字でした。この有価証券報告書(2026年3月提出)が今の最新で、2026年1月以降の業績は入っていません。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。

数字で見るSUMCO

  • 業績:2025年12月期の売上高は4,096.7億円で、前の期より3.3%増えました。営業利益(本業のもうけ)は13.4億円で、96.4%減りました
  • 赤字:経常損益は38.9億円の損失(前の期は374.6億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損益は117.5億円の損失(前の期は198.8億円の利益)です
  • 市場:会社は、この期の半導体市場では、AI用データセンター向けの需要が大きく伸びた一方、民生・産業・自動車向けは伸び悩み、「市場の二極化」が続いたとしています
  • ウェーハの需要:直径300mmのウェーハは、AI用半導体の増産で、先端品(最先端の半導体に使うウェーハ)の強い需要が続いたとしています。先端品以外は、顧客の在庫調整(在庫を減らすための買い控え)の影響で、緩やかな回復にとどまったとしています。直径200mm以下は、年間を通じて出荷が低調だったとしています
  • 会社の説明:会社は、技術開発で先端品の高いシェアを保つことに努め、AIを使った生産性の向上などでコスト競争力の強化を進めたとしています。一方で、先端の300mmウェーハの生産能力を増やすために行った設備投資に伴い、減価償却費(設備の代金を、使う年数に分けて費用にしたもの)の負担が増えたと書いています。200mm以下では生産体制を見直し、効率化と収益の改善に取り組んだとしています。会社は経営成績の説明で、これらと市場・需要の説明を並べ、「以上の結果」として業績を示しています。売上と利益の理由は分けて書いていません
  • 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は51.3%です。2025年12月末の借入金は3,534.5億円(計算)、現金及び預金は673.0億円です

5年間の業績

決算期売上高経常利益当期純利益自己資本比率従業員数
2021年12月期3,356.7億円511.1億円411.2億円62.3%8,469人
2022年12月期4,410.8億円1,113.4億円702.1億円59.8%9,189人
2023年12月期4,259.4億円726.3億円638.8億円53.3%9,847人
2024年12月期3,966.2億円374.6億円198.8億円50.5%9,850人
2025年12月期4,096.7億円−38.9億円−117.5億円51.3%9,714人

グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。−は損失(赤字)です。2024年12月期は、税金に関する会計基準の改正をさかのぼって当てはめた値です(会社は影響はないとしています)。数値の出典:有価証券報告書

売上高と利益は2022年12月期がいちばん大きく、その後、経常利益と当期純利益は3期続けて減りました。2023年12月期と2024年12月期に経常利益が減った理由は、この有価証券報告書には書かれていません。

2025年12月期は、特別損失(その期だけの特別な損失で、経常損益には入らないもの)がありません。経常損失38.9億円に法人税等61.8億円が加わり、グループ全体の当期純損失は100.7億円です。損失なのに法人税等がかかった主な原因は、税金の注記では、過去の赤字などで将来の税金を減らせる効果を見込まない額(評価性引当額)の増加です。この100.7億円には、子会社の利益のうちSUMCO以外の株主の取り分(非支配株主に帰属する当期純利益)16.8億円が入っています。これを除いた親会社株主に帰属する当期純損失は117.5億円です。

前の期には、特別損失の事業構造改善費用58.1億円がありました。200mm以下の生産体制の再編で、子会社SUMCO TECHXIVの宮崎工場のウェーハ生産を終えて他の工場に移すことを決め、減損損失(資産の価値を引き下げた損失)46.2億円などを計上したものです。

売上の中身と主な顧客

事業の区分(セグメント)は、シリコンウェーハを中心とする「高純度シリコン」の1つだけです。300mmと200mm以下の売上の内訳も、有価証券報告書には載っていません。

顧客の所在地で分けた売上高は、台湾が1,532.3億円で全体の37.4%、日本が19.4%、海外は80.6%です(計算)。

売上高の27.0%(1,106.0億円)は住友商事向けで、前の期の24.8%から上がりました。取引の中身は書かれていません。

会社が挙げている課題と見通し

  • 中長期の見通し:会社は、短期的な変動要因はあるものの、ウェーハの市場は中長期的に拡大すると予想しています。データ通信量の増加、生成AI、自動運転、DX(デジタル技術による変革)、HEV/EV(ハイブリッド車・電気自動車)の普及による、半導体市場の成長を挙げています。ただし「事業等のリスク」では、期待どおりに需要が増える保証はないとしています
  • 口径ごとの見方:先端半導体用の300mmウェーハの需要は、今後も継続的に成長すると予想しています。200mmはAI用データセンター関連の需要の増加も見られるものの、今の需要の規模が続くとし、150mm以下は将来的に縮小するとみています
  • 足元の見通し(2026年3月時点):300mmでは、AI用データセンター向けの先端ロジック(計算などをする半導体)とDRAM(メモリー)の需要が強いとしています。サーバー用のSSD向けのNAND(データを保存するメモリー)も、伸びが見込まれるとしています。一方、ロジックの非先端品では、顧客が本格的な在庫の適正化を計画しており、購入量の調整が行われる見通しとしています
  • 事業構造改革:300mmは、「新工場の戦力化」と既存工場の製造設備の高度化を進め、先端品の需要の取り込みに注力するとしています。200mm以下は、生産体制の再編成をはじめ、効率化と収益の改善に努めるとしています
  • 投資:2025年12月期の設備投資は799.6億円で、主に300mmの最先端半導体用の高精度ウェーハを増やす投資です。全社の研究開発費は111.5億円(売上高の2.7%)で、前の期の85.3億円から30.7%増えました(計算)
  • 数値目標:有価証券報告書の「目標とする経営指標」の節に、数値の目標はありません

会社が挙げているリスク

  • 競合:競合他社の多くは大規模企業で、資金力・技術・生産能力などでSUMCOより優位に立つ可能性があるとしています
  • 米中摩擦など:大幅な関税の引上げや特定企業への制裁などで、主要な顧客の喪失やサプライチェーン(材料や部品の調達の流れ)の毀損など、深刻な影響を受ける可能性があるとしています。各国が、シリコンウェーハを含む半導体の国内製造を奨励する政策も、製品の競争力を下げる可能性があるとしています
  • 設備投資:需要の予測は難しく、生産能力が足りなくなる可能性も、増強を終えるまでに市況が悪くなるなどして余る可能性もあるとしています。期待した品質や歩留り(良品の割合)が得られないと、減損損失を計上する可能性もあるとしています。300mmの最先端品は、開発や量産が容易ではないとも書いています
  • 原材料の在庫:主な原材料の多結晶シリコンは、安定して調達するために長期購入契約を結びましたが、契約時の需要予想と消費の見通しにずれが生じ、余剰在庫を持っているとしています。在庫が適正な水準に戻るまでは、原材料のコストを下げる機会が限られる可能性があるとしています。2025年12月末の原材料及び貯蔵品1,924.7億円のうち、多結晶シリコンは1,208.1億円です。このうち余剰の分の額は書かれていません。会社は、多結晶シリコンは年数による劣化がないとしています
  • 減損:この期は一部の資産に減損の兆候があったものの、検討の結果、減損損失は不要と判断したとしています。本業の収益が大きく下がる場合などには、翌期以降に減損損失が出る可能性があるとしています

働く人に関わる数字

平均年間給与から男性の育児休業取得率までは、子会社を含まないSUMCOだけ(単体)の、2025年12月期の値です。

  • 平均年間給与:641.2万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)
  • 平均年齢・勤続年数:42.7歳、14.0年(従業員5,065人)。勤続年数は、住友金属工業と三菱マテリアルから移った人の両社での年数を通算しています
  • 働く場所:単体の従業員のうち、九州事業所伊万里(佐賀県伊万里市)の人は3,296人(65.1%、計算)です(2025年12月末)
  • 男性の育児休業取得率:100.0%です。注記が挙げる法律の規則の第2号は、育児目的の休暇も含めて数える方法ですが、名前は「育児休業等の取得割合」で、どちらの数え方かははっきりしません
  • 管理職に占める女性の割合:単体は2.6%(前の期は1.9%)、グループ全体(連結)は8.8%です。2030年(2030年12月期)の目標は、単体10%、連結12%です
  • 初任給:総合職の基本給は、学部卒・高専(専攻科)卒が276,500円、修士了が321,700円、博士了が337,170円、高専(本科)卒が271,360円です。2026年4月の実績で、これから入社する人の額とは限りません
  • 募集:総合職は技術職30名程度、事務職10名程度で、2027年3月に高専・大学を卒業(大学院を修了)する見込みの人が対象です。勤務地は、本人の希望と適性を見て入社後に決めるとしています
  • 働き方:募集要項では、時間外労働は月平均12.4時間(2025年1〜12月の実績)、年間休日は120日です。よくある質問では、年休の消化率は「ここ数年は平均80%程度」としています。時間外労働と年休の消化率は、どの範囲の社員の値かは書かれていません(公式の採用ページ、2026年10月1日確認)

公式の募集要項

有価証券報告書では分からないこと

有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率や離職率、残業の時間も、この有価証券報告書には載っていません。赤字の期に、仕事や待遇がどう変わったかも分かりません。説明会やOB・OG訪問で、関心のある職種の人に直接聞いてみてください。

志望動機で「将来性」を書くときは

「AIで半導体の需要が伸びるから」だけでは、ほかの会社にも言える理由になります。会社が力を入れるとしている300mmの先端品と、再編を進める200mm以下のどちらに関心があり、どの職種で何をしたいかまでつなげると、SUMCOを選ぶ理由になります。

ほかの半導体メーカーとの比較は半導体メーカー6社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。SUMCOの志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。

このページの数字は、2026年10月1日時点で最新の有価証券報告書(2025年12月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容などは公式の採用ページによります(2026年10月1日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。

お祈り診断

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