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東光高岳の将来性は?業績と会社の計画を有価証券報告書で確かめる
執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)
記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。
東光高岳は、変圧器や開閉装置(電気の流れを入れたり切ったりする装置)などの電力の設備、スマートメーター(通信機能を持つ電力量計)などの計器、電気自動車用の急速充電器などを作る会社です。2012年に、高岳製作所と東光電気が経営統合してできました。
このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、東光高岳の今の姿と、不適切事案を受けた改革を含め、会社自身が挙げている課題と計画を見ていきます。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。
数字で見る東光高岳
- 業績:2026年3月期の売上高は1,120.9億円で、前の期より5.1%増えました。営業利益は97.6億円(60.2%増)、経常利益は60.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益は72.7%増です。利益が増えた理由に、会社は売上高の増加を挙げています
- 5年間で:売上高・経常利益・当期純利益はいずれも最大で、売上高は4年前(2022年3月期)の約1.22倍、経常利益は約2.42倍です(計算)
- 受注:受注高(その期に受けた注文の額)は1,150.7億円で8.2%増え、受注残高(注文を受けて、まだ売上になっていない分)は767.5億円で4.0%増えています
- 財務:自己資本比率(資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は56.5%で、5年間で最も高い値です
5年間の業績
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 919.4億円 | 41.7億円 | 32.8億円 | 51.3% | 2,592人 |
| 2023年3月期 | 977.5億円 | 47.0億円 | 29.2億円 | 50.6% | 2,536人 |
| 2024年3月期 | 1,073.8億円 | 80.2億円 | 46.7億円 | 49.9% | 2,521人 |
| 2025年3月期 | 1,066.2億円 | 63.0億円 | 38.2億円 | 53.6% | 2,547人 |
| 2026年3月期 | 1,120.9億円 | 100.8億円 | 66.0億円 | 56.5% | 2,614人 |
グループ全体(連結)の値です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。数値の出典:有価証券報告書
事業ごとの状況
売上高は、グループ会社どうしの取引を除く外部の顧客への売上です(2026年3月期)。
- 電力機器(変圧器・開閉装置・監視制御システムなど):売上高638.6億円(6.7%増)で、全体の57.0%です(計算)。利益(セグメント利益)は96.0億円(54.5%増)。特別高圧受変電設備(とても高い電圧の電気を受け、使う電圧に変える設備)のプラント物件が増えたことで、売上高・利益とも増えたとしています。受注高は16.5%増えました
- 計量(各種の計器と、有効期間が切れる計器の取り替え工事など):売上高332.1億円(0.1%減)で、全体の29.6%です(計算)。スマートメーターの最終組立などを行う新拠点(SMAC)の売上が加わったものの、計量工事と中国の子会社の売上が減ったとしています。利益は45.9億円(4.9%増)で、研究開発費などの減少を挙げています
- GXソリューション(脱炭素に向けた事業。エネルギー計測・制御機器、電気自動車用急速充電器など):売上高123.7億円(17.2%増)。PPP/PFI事業(公共施設の整備・運営を民間の資金や技術で行う事業)が増えたことで売上高が増え、利益も4.9億円と黒字になった(前の期は2.1億円の損失)としています。受注残高は44.0%減りました
- 光応用検査機器(三次元検査装置など):売上高16.7億円(15.8%減)、利益1.0億円(59.0%減)。半導体業界の投資抑制が一部続き、三次元検査装置の売上が減ったとしています
このほか不動産事業の売上高が9.8億円です。
東京電力パワーグリッドとの関係
- 最大の顧客:売上高の39.1%(438.6億円)は東京電力パワーグリッド向けで、関連する事業は電力機器と計量です(前の期は42.2%)
- 会社の見方:電力会社向けの販売に大きく依存していることから、電力会社の投資の動きが業績に大きく影響し得るとし、幅広い業種へ売上を広げるため、新市場への展開などを進めているとしています
- 株主として:東京電力パワーグリッドは、発行済株式(自己株式を除く)の34.97%を持つ最大の株主です。有価証券報告書は、議決権(株主総会で投票する権利)の35.2%を持つ同社と、同じく35.2%を間接に持つ東京電力ホールディングスを、「その他の関係会社」としています。その他の関係会社は、議決権を多く持ち、会社の経営に大きな影響を与えうる会社のことです。関係の内容は「当社製品の販売」で、東京電力パワーグリッドとは役員の兼任もあります
会社が挙げている課題と計画
- 不適切事案を受けた改革:会社は一連の不適切事案を受けて、安全・品質・コンプライアンス(SQC)を最優先とする企業へ再生するための「SQCファースト改革」を、2024年10月28日に策定しました。採用ページで会社は、2021年〜24年に不適切事案が度重なって発覚したとしています。お客さまとの協議の結果で将来出るかもしれない費用のうち、いま合理的に見積もれないものは決算に入れていないとしています
- 事業の方針:大型変圧器とガス絶縁開閉装置を中心に、技術・品質と事業構造の抜本的な改善に着手し、需要が高い水準で続く見込みを踏まえ、生産能力の増強に向けた小山事業所の再編の構想も策定したとしています。注力事業は、第2世代スマートメーター関連、電気自動車の充電インフラ(急速充電器「SERA」など)、半導体検査の3つです
- 中期経営計画:会社は、「2027中期経営計画」で2027年度(2028年3月期)の目標としていた営業利益90億円を、2025年度(2026年3月期)に前倒しで達成したとしています。2026年4月の見直しで2027年度の営業利益の目標を110億円とし、売上高の目標は1,200億円のままです。当期純利益の目標100億円には、固定資産の譲渡に伴う特別利益(その期だけの利益)の影響が含まれます
働く人に関わる数字
平均年間給与から女性管理職の割合までは、子会社を含まない東光高岳だけ(単体)の値です。
- 平均年間給与:673.7万円(賞与や残業代などを含む)。前の期より0.28%減っています
- 平均年齢・勤続年数:43.7歳、19.1年(従業員1,887人)
- 男性の育児休業取得率:65.4%(目標は2031年3月までに85%)
- 管理職に占める女性の割合:2.8%(目標は2031年3月までに5%)
- 初任給:大卒生の基本給が月給287,000円、院了生が312,000円(採用ページに「2026年度実績」とあり、これから入社する人の額とは限りません)
- 休み:年間休日129日(2026年度)。年次有給休暇は入社初年度17日、2年目以降23日(計画休暇3日を含む)
- 募集:募集人数は50名。職種は技術系(研究開発・設計・品質保証・プラントエンジニアリング・DX推進)と事務系(営業・資材調達・コーポレート)で、対象学科は文系・理系とも不問です。職種別の採用は行っていないとしています。2027年度採用の受付は終わり、2028年3月卒業予定の人向けのエントリーの入口が載っています(公式の採用ページ、2026年9月29日確認)
有価証券報告書では分からないこと
有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率や離職率は、この有価証券報告書に載っていません。改革で職場がどう変わったかは、一部の指標しか載っていません。説明会やOB・OG訪問で、配属されそうな部署の人に直接聞いてみてください。
志望動機で「将来性」を書くときは
「電力の需要が伸びているから」だけでは、ほかの重電メーカーにも言える理由になります。どの事業(電力機器・スマートメーター・電気自動車用の急速充電器など)に関心があり、そこで自分が何をしたいかまでつなげると、東光高岳を選ぶ理由になります。
ほかの重電メーカーとの比較は重電メーカー6社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。東光高岳の志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。
このページの数字は、2026年9月29日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容などは公式の採用ページによります(2026年9月29日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。