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三菱電機はやばい?将来性を有価証券報告書の数字で確かめる

執筆・編集:お祈り診断(AIを使用)

記事の作成と点検にAIを使用しています。実際の採用担当者の監修記事ではありません。

三菱電機は、エレベーターや空調機器、工場の自動化(FA)の機器、鉄道や電力の設備、防衛・宇宙のシステム、パワーデバイス(電気の変換や制御に使う半導体)まで、幅広い製品を作る会社です。「やばい」は、悪い意味にも、すごいという意味にも使われる言葉です。

このページでは、有価証券報告書(2026年3月期)で確かめられる数字から、三菱電機の今の姿と、会社自身が挙げている課題を見ていきます。品質の不適切行為について、有価証券報告書が書いていることも紹介します。職場の雰囲気や部署ごとの忙しさは、有価証券報告書からは分かりません。

数字で見る三菱電機

  • 業績:2026年3月期の売上高は58,947.5億円で、4年前(2022年3月期)の約1.32倍です(計算)。税引前利益は約1.88倍、親会社株主に帰属する当期純利益は約2.00倍です(計算)
  • 前の期との比較:売上高は6.8%増、営業利益は10.5%増、税引前利益は20.3%増、当期純利益は25.8%増です(計算)。会社は、売上高が増えた理由に、円安の影響や価格改善(販売価格の見直し)の効果などを挙げています
  • 特別な費用:「ネクストステージ支援制度特別措置」に伴う特別退職金1,054.0億円を費用にしています。退職支援一時金の支給や、希望者への再就職支援サービスの費用などです
  • 財務:親会社株主帰属持分比率(自己資本比率にあたるもの。資産のうち、返す必要のないお金でまかなっている割合)は60.9%で、前の期より1.0ポイント下がりました

5年間の業績

決算期売上高税引前利益当期純利益親会社株主帰属持分比率従業員数
2022年3月期44,767.6億円2,796.9億円2,034.8億円58.3%145,696人
2023年3月期50,036.9億円2,921.8億円2,139.1億円58.0%149,655人
2024年3月期52,579.1億円3,658.5億円2,849.5億円60.6%149,134人
2025年3月期55,217.1億円4,372.7億円3,240.8億円61.9%149,914人
2026年3月期58,947.5億円5,260.8億円4,077.6億円60.9%150,386人

グループ全体(連結)の値で、国際会計基準(IFRS)です。税引前利益は、税金を引く前の利益です。当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益です。数値の出典:有価証券報告書

売上高・税引前利益・当期純利益は、表の5年間、毎年増えています。

2026年3月期の営業利益は4,331.0億円で、営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は7.3%でした。この営業利益は、特別退職金を差し引いた後の額です。

事業ごとの状況

事業は6つの区分(セグメント)に分かれ、売上高の大きい4つは次のとおりです。売上高は外部の顧客への売上で、2026年3月期の数字です。営業利益は事業ごとの額で、本社の費用や特別措置の費用は入っていません(会社全体の営業利益を出すときに差し引いています)。

  • ライフ(エレベーターなどのビルシステム、空調冷熱システム、電材・住設家電):売上高22,865.5億円(5.7%増、計算)で、全体の38.8%です(計算)。売上高は、ビルシステムが中東の関係会社の子会社化など、空調・家電が円安や価格改善などで増えたとしています。営業利益は1,705.7億円(8.4%増、計算)です。ビルシステムは売上高の増加などで増え、空調・家電は為替の影響や費用の増加、素材の値上がりなどで減ったとしています
  • インダストリー・モビリティ(制御機器や加工機などのFAシステム、電動化関連機器などの自動車機器):売上高16,548.6億円(1.8%増、計算)。売上高は、FAシステムがスマートフォンやAI関連の設備投資などで増え、自動車機器は中国での日系自動車メーカーの販売減などで減ったとしています。営業利益は1,310.7億円(58.7%増、計算)で、FAシステムは売上高の増加や価格改善の効果など、自動車機器は価格改善の効果や費用の削減などで増えたとしています。FAシステムの受注高(その期に受けた注文の額)は、前の期の122%です
  • インフラ(鉄道車両システム、変電機器、レーダーや衛星のシステムなど):売上高14,514.2億円(19.8%増、計算)。売上高は、国内の交通事業、国内外の電力流通事業、防衛システムの大口案件などで増えたとしています。営業利益は1,547.3億円(72.9%増、計算)で、売上高の増加や売上案件の変動などを挙げています
  • セミコンダクター・デバイス(パワーデバイス・高周波デバイス・光デバイス):売上高2,589.3億円(0.4%減、計算)。営業利益は475.4億円(17.0%増、計算)で、売上構成の変動などを理由に挙げています。会社は事業環境について、パワー半導体の需要の停滞が続く一方、通信用の光デバイスの需要は堅調だったとしています。受注高は前の期の119%です。設備投資1,051.3億円は全社の33.8%で(計算)、パワーデバイスの増産などが目的だとしています

会社は、すべてのセグメントで営業利益が増えたとしています。顧客の所在地で分けると、売上高の50.3%が海外です。

品質の不適切行為について有価証券報告書が書いていること

  • 判明したこと:2021年6月以降に「一連の品質不適切行為」が判明したと書いています。行為の中身や件数は書かれていません
  • 改革:再発防止策の一つとして、品質風土・組織風土・ガバナンス(会社の統治)の3つの改革を2021年度から進めているとしています。組織風土の改革では、社長直轄の「全社変革プロジェクト」に3年半取り組み、2025年4月に常設の「カルチャー変革室」を設けました
  • 会社の見方:改革により、単体の従業員エンゲージメントスコア(働くことに誇りややりがいを感じている従業員の割合)は、2022年度の54%から2025年度の62%に改善しているとしています
  • これから:会社は事業等のリスクの中で、過去に複数のコンプライアンス違反を起こしてきた事実を受け止め、風化防止活動(違反の背景や課題を振り返る活動)に取り組むとしています。品質の目標には「品質不適切行為を起こす必要のない仕組み・環境の定着」を挙げています
  • リスクの見方:事業等のリスクでは、品質やコンプライアンスなどの内部リスクの多くは、人財などのリソース不足から起こると考えているとしています

会社が挙げている課題と中期経営戦略

  • 前の計画の結果:2025年度(2026年3月期)までの中期経営計画では、売上高「5兆円+」、営業利益率「8%+」、ROE(株主のお金でどれだけ利益を上げたかの割合)9%などが目標でした。会社は、すべての項目で目標を達成したとしています。ただし営業利益率は、特別措置の影響を除いた9.1%で比べています(決算の値は7.3%)
  • 2030年度の目標:2030年度(2031年3月期)に、調整後営業利益率「12%+」、ROE12%、2025〜2030年度の売上高成長率3〜5%を掲げています。いずれも自動車機器事業を除いた目標で、会社は、提出日(2026年6月19日)時点の判断だとしています。調整後営業利益は、営業利益から売却損益や減損損失(資産の価値を引き下げた損失)などの「その他の損益」を除いたもので、2025年度の調整後営業利益率は8.5%でした。目標は自動車機器事業を除いた値なので、そのまま比べられるとは限りません
  • 事業モデルの変革:保守・サービスで得た顧客の運用データと、デジタル基盤「Serendie」を使い、顧客の課題を解決し続ける「循環型 デジタル・エンジニアリング」を広げるとしています。2026年1月には、制御・運用技術(OT)のセキュリティを手がける米国のNozomi Networksを完全子会社にしました
  • 経営体質と人:資産の項目から計算する三菱電機版のROIC(投下資本利益率。使う資産に対する利益の割合)を活用した事業運営を進めるとしています。管理職にはグローバル基準のジョブグレード制度を当てはめ、ジョブ型の人財マネジメントへの転換を加速するとしています
  • 事業ごとの重点:インフラでは、データセンター関連事業や脱炭素に関わる機器(原文は「脱炭素コンポーネント」)、防衛・宇宙事業に重点的に資源を投じるとしています。セミコンダクター・デバイスでは、パワーデバイスの事業ポートフォリオ(事業の組み合わせ)の最適化を挙げています

なお、ロームの有価証券報告書には、2026年3月27日に、ロームと東芝の子会社の半導体事業、三菱電機のパワーデバイス事業の事業・経営統合に向けた協議を始める基本合意書を結んだとあります(ロームの将来性のページで説明しています)。三菱電機の有価証券報告書には、この協議についての記載はありません。

働く人に関わる数字

平均年間給与から仕事と生活のバランスまでは、子会社を含まない三菱電機だけ(単体)の値です(2026年3月期)。

  • 平均年間給与:913.5万円(賞与と、残業代などの基準外賃金を含む)。前の期より5.1%増えています
  • 平均年齢・勤続年数:40.5歳、15.3年(従業員29,949人)。従業員は前の期末より1,264人減り、会社は、主に2025年9月8日に公表した特別措置によるものだとしています
  • 給与の決め方:管理職などには職務の価値、一般の従業員には役割の価値にもとづく等級を当てはめ、年功序列にとらわれない早い抜てきを図るとしています
  • 男性の育児休業取得率:89.9%(育児目的の休暇を含む割合)
  • 管理職に占める女性の割合:4.2%(2030年度の目標は12%)
  • 仕事と生活のバランス:取れていると答えた正規雇用の従業員は72.0%です(2025年度)
  • 初任給:学部卒287,000円、修士了314,000円(2026年度の額で、これから入社する人の額とは限りません)
  • 募集:技術系総合職(学校推薦・自由応募)と事務系総合職(オープンコース・職種確約コース)で、どちらも全学部・全学科が対象です。2027年4月1日に入社でき、国内外の拠点を問わず勤務できる人が対象です(公式の採用ページ、2026年9月30日確認)

公式の募集要項

有価証券報告書では分からないこと

有価証券報告書で分かるのは、主に会社全体の数字です。部署ごとの忙しさ、転勤の多さ、職場の雰囲気は分かりません。有給休暇の取得率や離職率、残業の時間、特別措置の対象や条件も載っていません。採用ページでは、技術系は、大学の先輩社員の紹介について、大学のキャリアセンターや就職担当教授に確かめるか、マイページの「リクルータ紹介希望」から申請するよう案内しています。事務系は先輩社員の紹介を行っていないとしています。説明会やイベントで、関心のある事業の人に直接聞いてみてください。

志望動機で「将来性」を書くときは

「業績が伸びている大手だから」だけでは、ほかの大手メーカーにも言える理由になります。三菱電機は、事業の幅が広い会社です。会社が力を入れるとしている分野(データセンター関連、防衛・宇宙など)のうち、どこに関心があり、どの職種でどう関わりたいかまでつなげると、三菱電機を選ぶ理由になります。

ほかの重電メーカーとの比較は重電メーカー6社の一覧、つなぎ方はBtoBメーカーの志望動機で説明しています。三菱電機の志望動機を書いたら、お祈り診断で確かめられます。このページの有価証券報告書の要点を応募先の資料として添え、採用側の5つの視点で、根拠が足りない所を見ます。

このページの数字は、2026年9月30日時点で最新の有価証券報告書(2026年3月期)から取りました。ロームとの協議は、ロームの有価証券報告書(2026年3月期)によります。億円への換算と、(計算)と書いた値は、有価証券報告書の数字から計算しました。初任給と募集の内容などは公式の採用ページによります(2026年9月30日に確認)。投資の判断材料として書いたものではありません。

お祈り診断

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